NFLがフラッグフットボールへのコミットメントを強化、成長を促すべく副社長職を新設

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NFLがフラッグフットボールの発展に向け、新たな一歩を踏み出した。

リーグがステファニー・クオックを、新設したフラッグフットボール担当副社長として採用した。起業家精神にあふれたリーダーであり、フラッグフットボールの選手であり、ハーバード・ビジネス・スクールの卒業生でもあるクオックは、国内外からの参加やファンエンゲージメント、商業的パートナーシップおよびメディアパートナーシップを含め、成長を推進する責任を担う。

クオックは『Associated Press(AP通信)』に「フラッグという競技を成長させるために、すでに多くの素晴らしい取り組みがなされてきましたが、それをさらに発展させる手助けをし続けることは、とてもエキサイティングなことです」と述べている。

「フラッグがロサンゼルスオリンピックで採用されることは、この競技を発展させる本当に大きなチャンスだと感じています。私自身、この10年以上、フラッグフットボールをプレーしてきたので、より多くの子どもたちがプレーする機会を得ることになる・・・そして、フラッグをもっと広めて、より身近で包括的なものにできるのは、本当にエキサイティングなことです」

クオックは最近、テック業界のプロフェッショナルのためのキャリア開発プラットフォームとマーケットプレイスを提供する『Reforge(リフォージ)』でパートナーとして働いていた。それ以前は、『FanDuel(ファンデュエル)』で最高幹部職を務めていたほか、マディソン・スクエア・ガーデンで勤めていたときにはNBAのニューヨーク・ニックスやNHLのニューヨーク・レンジャースのさまざまなマーケティングキャンペーンを指揮していた。

ニューヨーク出身のクオックは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が大流行する前に、トライステートエリアで大人向けの競技フラッグトーナメントを運営する会社を共同設立。

大学時代にスタンフォード大学でスカッシュチームの共同キャプテンを務め、ラグビーとテニスもプレーしていたクオックは「私はできる限り多く、プレーする方法を見つけようとしていました。フットボールは常にお気に入りのスポーツでした」と話している。

新しい役職に就くクオックは、NFLフットボール運営部門取締役副社長を務めるトロイ・ビンセントの直属の部下となる予定だ。

ビンセントは声明で「ステファニーが私たちのチームに加わり、世界で最もお手頃で、アクセスしやすく、包括的で、コンペティティブなスポーツを発展させるために、彼女の実績あるリーダーシップスキルを生かせることにワクワクしている」と述べ、こう続けている。

「ステファニーはフラッグの選手として、さらにはリーグのオーガナイザーおよびオペレーターとして、スポーツ界に旋風を巻き起こし、すべての少女、少年、男性、女性にフットボールの楽しさと価値を体験する機会を提供するゲームを、飛躍的に拡大させるための情熱を持ち合わせている」

【RA】

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