小泉孝太郎「こんなに自分の肩を感じたことない」新米デザイナーが手掛けた特製の衣装で登場 ヒロミ「それで番組出てよ」

タレントのヒロミが5月18日に放送された『オー! マイゴッド! 私だけの神様、教えます』に出演。ともにMCを務めるタレントで俳優の小泉孝太郎が、新人デザイナーが手がけた龍をテーマにした奇抜な特製の衣装を身にまとい登場した。

番組では、街ゆく人にあなたにとって神のような存在“オー!マイゴッド!”について調査。新宿での街頭インタビューで、新米のコスチュームデザイナーだという女性から“神”としてhossyさんという方の名前が上がる。聞くところによると、このhossyさん、新宿2丁目のドラァグクイーンの方を中心に派手な舞台衣装などを手がける大物デザイナーさんで、自身もドラァグクイーン。この女性にとってはhossyさんが「何を買って、どんなパターンを描いて、何の布を使えばそうなるのか」が気になって仕方がないとのこと。続けて「服にまみれて溺れてそれを職にして生きる」と将来の野望も語った。

後日、この女性の普段の買い物に密着するということで待ち合わせ。スタッフからのサプライズ演出により、買い物の途中にhossyさん本人がドラァグクイーンとしてのメイク・ド派手な衣装で登場。姿を確認すると店内にも関わらず「うぇー!」と歓喜の声を上げた。「ヤバい、すごいうれしいです」と緊張しつつも神を目の前に高揚している模様。その女性が、hossyさんを「レジェンド」「生きる神」と崇めると、hossyさんは「老舗」「ドラァグクイーン界のシーラカンス」と、年齢をジョークにして自己紹介した。

美容師、パフォーマーとしての活動の後、高いセンスを評価され衣装クリエーターの道に進んだというhossyさん。昨年のNHK紅白歌合戦には、辰年をテーマにした衣装でMISIAと共演した。hossyさんは早速、その女性に「生地って出会いじゃん。“あっ”と思ったら次ないのよ」とアドバイス。ただそれゆえに、家の中は残布が多くなってしまう。「“罪の子”と書いて“ざいこ”」というナイスな造語も飛び出し、VTRを見ていたヒロミが思わず「うまいなぁ」とうなる場面も見られた。

その後、hossyさんは女性に紅白での使用した衣装を披露。材料を聞いてみると、意外にも100円ショップで買った編み棒やBBQの串、お箸、ハンガーといった小物が使用されており、「単価を安く上げなきゃいけないというのがあるので、材料費っていうのはとにかく抑えなきゃいけない」と、デザインにおける重要なポイントも明かした。

Hossyさんと対面できたことについてスタッフに聞かれると、この新米デザイナーの女性は「今までの人生で一番の幸福使い果たしたなぁ」と感慨深げにこの日のことを振り返った。さらに「付き人にさせてください」と懇願。するとこの女性の熱意が伝わったのか、hossyさんから「(スタジオにいる)小泉孝太郎さんに向けて龍をテーマに何か作ってみてくれますか?」と、実技試験も兼ねた提案が。

女性はこれに「もう死ぬ気で時間割きます」と、感激しながらやる気を見せ、「腰を抜かすくらいスゴいもの作ります!」と、決意の一言を残した。

そしてスタジオには、VTRの時のような“2丁目ファッション”とは打って変わって渋めの和服で登場したhossyさん。ヒロミと小泉がその格好に驚いているとhossyさんも「今日はおじさんバージョン」と冗談交えながら、普段は和服を着ていると答えた。

紅白歌合戦でMISIAに向けて衣装を製作した時の話題になると、元々自分たちのダンサーチームがかぶっていた被り物を見て、MISIAのステージを演出する演出家から2日前に「おそろいがいいね」と、MISIAがかぶる分も作ることになり、2日間寝ずに製作したと明かした。

その他、hossyさんが手がけたスーパーの袋から作った衣装や、映画のフィルムからこしらえた服を紹介。その出来に驚くヒロミは何気なく「もし僕らが“ハロウィンで作って”っていったらやってくれるもんなんですか?」と投げかけると、「デザインはご自身で考えていただける?それとも丸投げ系?」と聞き返すhossyさん。するとヒロミは「丸投げで!だってそれが仕事でしょ?!」と、かつてhossyさんが言われたという無茶振り台詞をヒロミが引用し、笑いも交えてうまく返す一幕も見られた。

そして、いよいよVTRに登場した新米デザイナーの女性が登場。hossyさんから課された龍をテーマにした小泉の衣装製作に関して、笑いながら「地獄のような2週間」と語りつつも、こん身の作品が紹介された。

一度ステージ裏に控えた小泉が、特製ジャケットを着てファッションショーさながらに華やかに登場。左肩に龍の頭が乗っかっており小泉も「こんなに自分の肩を感じたことない」と感想を述べた。女性は、ラペル(ジャケットのえりの部分)は、龍のお腹をイメージし、光沢感のあるサテンを使って上品に仕上げ、背中部分の龍の胴体がはうような作りについては、「龍の背骨をイメージして、布をスプレーで固めてゴツゴツな感じに」とそのこだわりを明かした。

「着心地いいですよ」という小泉に、ヒロミが「じゃあ『モニタリング(TBS)』はそれで出てよ」と添えるとスタジオからは大爆笑が巻き起こった。またヒロミから「この無茶振りどうでしょうか?」と評価を聞かれたhossyさんは、少し間を置いて「いつか100点あげる」とその奮闘を大いに讃えた。

最後にヒロミは「この人はスゴい!って思ったら、自分からグイグイ行かなきゃダメよ。嫌われても」と女性に向けてアドバイス。続けて「こういう人は受け入れてくれるんですよ。1人でいたいんだけど、“しょうがないわねぇ~あんたそこにいなさい”」とhossyさんの雰囲気をマネて体現。このリアルな空想上のやり取りにhossyさんも「キャラ設定まで読むのやめてもらえますか?」とツッコミ、スタジオは笑いに包まれた。

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