菊池亜希子 懐かしの絵本を見て回想「保育園にあまり行っていなかった」

作者のなかえよしを氏と菊池亜希子

女優・菊池亜希子(41)が22日、東京・松屋銀座8階で開催中の「誕生50周年 ねずみくんのチョッキ展 なかえよしを・上野紀子 想像力のおくりもの」(6月3日まで)のオープニングイベントに登壇した。

1974年に刊行の絵本「ねずみくんのチョッキ」は、作家・なかえよしを、画家・上野紀子夫妻の共同作業によって誕生。40巻以上続き、世代を超えて愛されるシリーズとなった。

絵本にちなみ、赤いチョッキを意識した衣装で登場した菊池は「チョッキって、おばあちゃんが編んでくれたものを子供のころに着ていたんですけど。あったかい誰かの思いやりが詰まっているような気がします」と語った。

自身の幼少期を振り返り「物心がついた時には、そこにねずみくんの絵本があったなぁって。幼少期、保育園にあまり行っていなかったという色々事情があって、1人で過ごす時間が多くて。家ではなくて、児童館みたいなところに1人で行っていたんです」と明かした。

児童館では、本棚にあった同シリーズの絵本を読んでいたという。「ねずみくんのように、はじっこで。1人ぼっちで読んでいたんですけど。ねずみくんの世界に、自分も入っているみたいな気持ちで読んでいたのをはっきり思い出せます」と振り返った。

また、イベントについては「自分が頭の中で広がっていた絵本の世界に、お邪魔する、ようやく入れたって感じです」と感想を述べ、「二次元の世界だったのが立体になって命を吹き込まれたような」と表現した。

菊池は2015年、インディーズレーベル・カクバリズムの代表の角張渉氏と結婚。17年に第1子女児、20年に第2子男児を出産した。

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