ウンナンシシバナザルが並んで水を飲むレアな映像撮影に成功―中国

雲南省怒江リス族自治州蘭坪県雲嶺省級自然保護区のスタッフが赤外線カメラの映像を回収したところ、森の水たまりで並んで順番に水を飲むウンナンシシバナザルの群れが映っているのを確認した。

雲南省怒江リス族自治州蘭坪県雲嶺省級自然保護区のスタッフがこのほど、赤外線カメラの映像を回収したところ、森の水たまりで並んで順番に水を飲むウンナンシシバナザルの群れが映っているのを確認した。人民網が伝えた。

怒江州林業・草原局のスタッフも最近、雲嶺省級自然保護区の啦沙山エリアを巡回していた際、ウンナンシシバナザル数頭が1本の木の上にいる様子を偶然目にしたという。ウンナンシシバナザルは、枝から枝へ身軽に飛び移り、運動能力の高さを見せていた。また、枝の上に座り、のんびりと日光浴しているウンナンシシバナザルや、子ザルを抱いているメスのウンナンシシバナザルもいて、好奇心旺盛な子ザルはキョロキョロしていたという。

ウンナンシシバナザルは、中国で国家一級重点保護野生動物に指定されている中国固有の絶滅が危惧されている霊長目に属する動物だ。

雲嶺省級自然保護区には、ウンナンシシバナザルの群れが3グループ暮らしている。長期間にわたるモニタリングで、その活動は餌探しがメインで、1日の活動量の80%以上を占めていることが分かっている。水を飲むのは正午ごろに集中しており、家族単位で並んで順番に水を飲むという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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