抗争状態にある指定暴力団の山口組と絆会について、より活動が制限される「特定抗争指定暴力団」の指定に向けた手続きが始まる。
山口組と絆会の間では、2022年、茨城県や三重県で互いの組員が拳銃で撃たれたり、神戸市にある絆会の代表宅に車が突っ込むなど抗争事件が相次いでいる。
これを受けて、事務所や関係先がある兵庫県や大阪府など6府県の公安委員会が、市民に危害が及ぶ危険性が高いとして、「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きを来週から始める。
指定されれば、警戒区域での集合や事務所への立ち入りなどが禁止され、活動が大幅に制限される。