【NBA】テイタムが36得点の爆発でセルティックスが大接戦を制し先勝!ペイサーズは7人が2桁得点も要所でのミスに泣く<DUNKSHOOT>

現地時間5月21日(日本時間22日)、ボストンのTDガーデンでボストン・セルティックスとインディアナ・ペイサーズのイースタン・カンファレンス決勝の第1戦が行なわれた。

この2チームがプレーオフで対戦するのは2019年のファーストラウンド以来5年ぶり7回目。これまでの対戦成績はセルティックスの4勝2敗で、カンファレンス決勝で当たるのは初めてとなった。

両チームの先発はセルティックスがドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、アル・ホーフォード、ペイサーズはタイリース・ハリバートン、アンドリュー・ネムハード、アーロン・ネスミス、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナーが務めた。

第1クォーター、セルティックスはブラウンのダンク、ホリデーとホーフォードの3ポイントなどで12-0とスタートダッシュに成功。しかしペイサーズもシアカムの連続得点、ネムハードの3ポイントでリズムを掴むと、終盤にはベンチのTJ・マッコネル、オビ・トッピンの活躍で点差を詰め、34-31とセルティックスの3点リードで終了。

第2クォーターに入るとセルティックスはペイトン・プリチャードの連続得点、ホリデーのレイアップで一時10点差をつけるが、ペイサーズはこのクォーターで12得点をあげたターナー、終盤にはハリバートンがディープスリーをねじ込み、64-64の同点で後半戦へ。
第3クォーター序盤はシーソーゲームが続いたが、セルティックスは残り8分から16-2のランで90-77と13点差をつける。だがペイサーズもマッコネルとシアカムを中心に13-4のランでやり返し、残り0.1秒には再びハリバートンが長距離砲を沈め、94-93と1点差に詰め寄る。

第4クォーター、ペイサーズは残り5分43秒にターナーの3ポイントで同点とすると、シアカムもハリバートンのアシストからレイアップとダンクを決めて108-104と一歩抜け出す。その後もペイサーズはリードを守り、残り10秒で117-114でマイボールと勝利は目前だった。ところが、スローインで痛恨のターンオーバーを犯すと、直後にセルティックスはブラウンが左コーナーから3ポイントを決め、試合はオーバータイムに突入する。

延長でペイサーズはハリバートンが3ポイントと3本のフリースローで先手を取るが、セルティックスもブラウンとテイタムの得点で対抗。残り1分12秒にテイタムの3ポイントプレーで逆転すると、ペイサーズは次のオフェンスでハリバートンがターンオーバー。波に乗るテイタムは残り42秒に今度は3ポイントを決め、セルティックスは133―128で初戦をモノにした。

逆転勝ちのセルティックスはテイタムがゲームハイの36得点に12リバウンド、4アシスト、ホリデーが28得点、7リバウンド、8アシスト、ブラウンが26得点、8リバウンド、ホワイトが15得点、9アシスト、ホーフォードが15得点、6リバウンド、3ブロックを記録。

ペイサーズはハリバートンが25得点、10アシスト、3スティール、シアカムが24得点、12リバウンド、7アシスト、ターナーが23得点、10リバウンド、2ブロック、ネスミスが14得点、6リバウンド、ネムハードが12得点、トッピンが15得点、マッコネルが12得点と7人が2桁得点をあげたものの、チーム全体で21ターンオーバー、とりわけ要所でのミスが痛かった。

第2戦は23日(日本時間24日)にTDガーデンで行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部

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