6月中に主力売却が必要も…アストン・ビラはJ・ラムジー売却に消極的

人気銘柄のジェイコブ・ラムジーだが、来シーズンはビラに残留か[写真:Getty Images]

アストン・ビラはビッグクラブからの関心受けるU-21イングランド代表MFジェイコブ・ラムジー(22)について、売却を拒否する方針のようだ。

今シーズン、ウナイ・エメリ監督の下で快進撃を見せ、プレミアリーグ4位フィニッシュを飾ったビラ。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にし、クラブやファンは歓喜に包まれた。

一方、ピッチ外では巨額の損失を抱えていることもあり、このままだとプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する可能性も。勝ち点はく奪など最悪なケースを回避するためにも、今年6月までに主力売却で資金を作る必要性が報じられている。

こうした中で、他クラブから高い人気を誇っているのがJ・ラムジーだ。今シーズンは度重なる負傷に苦しめられプレミアリーグ16試合1ゴール1アシストの成績にとどまっているが、巨大なポテンシャルへの評価は変わらず。トッテナム、ニューカッスル、リバプールなどのクラブが関心を示している。

しかし、イギリス『テレグラフ』によると、ビラはJ・ラムジーの売却を検討していない模様。クラブはまずDFジエゴ・カルロス(31)らの売却を進める方針であり、J・ラムジーへのオファーに耳を傾けるとすれば、他選手の売却がうまくいかなかった場合に限るようだ。

J・ラムジー自身は、下部組織時代から所属したビラに留まり、来シーズンCLの舞台に立つことを熱望。そのため、現時点では来シーズンもビラでプレーする可能性が高いと考えられる。

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