チョン・イー「赴山海」がクランクイン、端役俳優の「素行不良」めぐりファン同士の非難合戦に

中国の人気俳優チョン・イー(成毅)が出演する武侠ドラマ「赴山海」が18日、横店影視城(映画・ドラマの撮影基地)でスケール感満載のクランクインセレモニーを行い、話題をさらった。

先日、動画配信大手・愛奇芸(iQIYI)と騰訊視頻(テンセントビデオ)がいきなりのドラマ制作発表を行った際には、チョン・イーだけが出演リストに載っていたが、この日はグリナザ(古力娜扎)、チェン・ユーチー(陳鈺琪)のほか、「琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~」と「蓮花楼」で共演したリウ・モンルイ(劉夢芮)ら女優陣も姿を見せた。

俳優陣に関しては、主人公の蕭秋水と悪役・李沈舟を含め1人3役に挑むチョン・イーを筆頭に、ホアン・ジュンジエ(黄俊捷)とシュー・ジェンシュエン(徐振軒)らも登場。ところが、ホアン・ジュンジエは昨年に炎上した女性関連のスキャンダルが問題視され、チョン・イー側のファンによってホアン・ジュンジエの降板を求める運動へと発展した。

ホアン・ジュンジエ

「素行不良」のタレントを起用したことで、作品が見られなくなることを懸念して声を上げたとみられるが、これに対しホアン・ジュンジエ側のファンが強く反発し、ネットでファン同士の非難合戦が勃発。事態を重く受け止めたのか、更新された「赴山海」の出演リストからホアン・ジュンジエの名前は削除され、クランクインセレモニーには「特別ゲストとして参加」と書き換えられ、チョン・イー側のファンの勝ちとなった。

ネット上では「せっかくの作品が素行不良の人のせいで配信不可となったら悲しくてたまらない」「チョン・イーの作品に期待しているので、最初からネガティブ要素を全部排除してほしい」といった支持の声が殺到。一方で「出演陣に手出しするのは余計なお世話」「ファン対立が過熱するとブーメラン効果で返って来て不利益」「両方とも落ち着いてほしい」など、冷静なコメントも寄せられた。(編集/RR)

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