ムン・ソンヒョン&CIX ヒョンソク、学園ドラマの醍醐味を語る…「理事長は不良高校生!?」日韓同時配信中

―― 「理事長は不良高校生!?」のあらすじやご自身の演じた役について教えてください。

ムン・ソンヒョン:「理事長は不良高校生!?」は、成績ビリの高校生が理事長になり、学校を滅ぼそうとするところから繰り広げられる学園ドラマです。僕は成績ビリの高校生で理事長になるナ・イスを演じました。

ヒョンソク:僕はパレ高校の副生徒会長、プ・ロウンを演じました。

―― 今回の作品に出演することになったきっかけと、最初に台本を読んだときの印象を教えてください。

ムン・ソンヒョン:僕はオーディションを受けてこのドラマに出演することになりました。とてもコミカルな学園ものでありつつ、今まで見たことのない不思議な場面や変わった内容が多くて、すごく楽しみながら台本を読んでいたように思います。オーディションを受けながら絶対に出演したいと思っていたのですが、ありがたいことに選んでいただきました。

ヒョンソク:僕も事務所の方々にプ・ロウンという役がぴったりだという提案をいただいて、オーディションを受けることになりました。台本を初めて読んだときは、ソンヒョンも言っていたようにとても面白くてコミカルな要素がたくさんあったので、撮影もすごく楽しいのだろうなと考えていました。

―― それぞれのキャラクターの魅力は、どんなところだと思いますか?

ムン・ソンヒョン:イスはすごく堂々としていて、やるときはやる性格ですが、少しだらしないところもあります。すべてを知っているかのように振る舞いますが、自分より勉強のできるバタンや、今まで出会ったことのないようなパレ高の生徒たちに戸惑ってしまう……そんな可愛い一面も持っているところが魅力だと思います。

ヒョンソク:イスが火だとしたら、ロウンは水のようなキャラクターです。運動神経が良くて、勉強もできて友達からも慕われている、誰もが羨むような人物です。そして何においても自分より優秀で一生懸命なバタンに片想いをしています。

―― 演じたキャラクターと似ているところ、また「ここは自分とは違うな」と思うところがあれば教えてください。

ムン・ソンヒョン:イスと僕は、明るくて堂々としているところが似ていると思います。イスと異なるところは……イスは考えるより先に行動するタイプだと思うのですが、僕はまず考えてから動くタイプなんじゃないかなと思うので、そういった部分が違う気がします。

ヒョンソク:ロウンと僕の似ているところは、どんなことにも一生懸命取り組んで良い結果を残そうとするところだと思います。異なる部分は……ロウンは冷静沈着で何事にも慎重なタイプですが、僕はそれほど落ち着いているタイプではないような気がします。

「初対面は本読み」2人の気になる第一印象は?

―― お2人が初めて会ったときの第一印象はどうでしたか?

ムン・ソンヒョン:実は台本読み合わせの日に初めて会ったのですが……。

ヒョンソク:そうそう。

ムン・ソンヒョン:(ヒョンソクさんは)背がとても高いじゃないですか? パッと部屋に入ってくるときに、皆さんご存じの通りまずとてもかっこよくて! だから、実は「自分がすごく小さく見えたらどうしよう? 」って少し心配になったりもして。しかもすごくイケメンでかっこよくて……とにかく、かっこいいっていうのが第一印象でした。

ヒョンソク:たくさん褒めてくれるね。僕もソンヒョンに初めて会ったのは読み合わせの現場だったのですが、その日僕が5分か10分くらい遅刻したんですよ。それで息を切らしながら入ったら、サンヒョンが反対側に座っていたんです。実はどんな俳優なのか気になっていて会う前に検索したのですが、実際に会ってみると「演技をずっとやってきた人は確実に他とは違う雰囲気があるんだな」と感じました。

ムン・ソンヒョン:ソンヒョンだよ……。

ヒョンソク:あ……! ソンヒョン! ソンヒョン! オーケー、とにかく…… (笑)。

―― 撮影していて一番面白かったNGや、記憶に残っているビハインドがあれば教えてください。

ムン・ソンヒョン:僕は、1人で撮った“ロブスターを食べて驚くシーン”が一番面白かったです。CGだったので、後ろにグリーンバックを設置して僕1人の表情を撮りました。「(監督が)大げさに表現してくれ」とおっしゃったので、僕なりに努力して面白い表情をしていたのですが、NGが出たときもすごく笑えました。

ヒョンソク:僕は“図書館でDJをしながら、数学の公式を暗記してみんなで一緒に踊るシーン”です。すごく衝撃を受けました。台本をただ読んでいたときはあそこまでだとは思わなかったのですが、いざそこで数学の公式を叫びながら踊ってみると「もうこんな経験をすることはないだろうな」と思ったので、共演者の皆さんと楽しみながら一生懸命やりました。

好きな科目にお気に入りの給食…和気あいあいの学校トーク

―― お2人は、勉強が得意な優等生と勉強が嫌いな学生という正反対な役ですが、実際はどうだったのか教えてください。

ムン・ソンヒョン:僕はまだ学生なのですが、昔は本当に一生懸命勉強をしていたんですよ。毎日塾に通いながら副会長もしていたのですが、やはり芸能活動をしていると昔ほどはできずにいます。それでも、イスみたいに勉強に苦手意識のある学生ではなかったと思いますね。

ヒョンソク:僕も幼い頃、小・中学生のときは生徒会長をやっていて優等生のような感じでした。高校生のときからは練習生をしていたので、学生らしい体験があまり多い方ではありませんが、思い返してみるとそんな感じです。

―― お2人が好きな科目は?

ムン・ソンヒョン:体育が一番好きです。

ヒョンソク:体育いいよね (笑)。僕は……暗記科目が好きでした。国語とか歴史。一生懸命やっていた気がします。

―― ヒョンソクさんもおっしゃっていたように、学校の図書館にDJを呼ぶようなシーンもありますが、実際に記憶に残っている学生時代の思い出や行事などはありますか?

ムン・ソンヒョン:僕は、今も学校に通っているということもあって、やっぱり一番最近行った去年の修学旅行が記憶に残っています。

ヒョンソク:僕はいざ考えてみると体育祭とかそういう大きな行事よりも、4限目が終わって給食を食べに行く前、授業があとどれくらいかを数えているときみたいな……そういう些細な瞬間がより大切な記憶として残っています。

ムン・ソンヒョン:あ、でも確かにそうですね。

ヒョンソク:そうでしょ?

ムン・ソンヒョン:僕は行事の中だけで考えていたのですが、行事は思い出そうとすれば思い出せるくらいで。先週も学校に行っていたのですが、僕のいる学科は昼休みによくサッカーをするんですよ。サッカーをするのが好きで。それで3限目が終わってご飯を食べて、サッカーするのを待ちわびている瞬間が一番楽しいなと感じます。

ヒョンソク:本当にそうだよね。

―― ヒョンソクさんがソンヒョンさんに対して、学生時代にこれは絶対にやったほうがいいというような、人生の先輩としてアドバイスをするとしたら?

ヒョンソク:人生の先輩としてですか(笑)? 学生時代……一番大切なのは、一生の付き合いになる友達なので、その友達と今のようにサッカーなどをして楽しく過ごすのが一番いいと思います。

―― ソンヒョンさんもおっしゃっていたように、劇中で学校給食にロブスターが出てくるシーンがありますが、お2人が好きだった給食のメニューはありますか?

ムン・ソンヒョン:小学校で出てきた給食を思い浮かべてみると、僕はやっぱり目新しい挑戦的なメニューよりは、韓国料理が一番美味しかった記憶があります。カルビチム(牛カルビの蒸し煮)とか……そういうメニューが好きでした。

ヒョンソク:だよね。僕も韓国料理派です。周りにキムチを食べない子が多かったんですよ。だからキムチは全部僕のものでしたし……。

ムン・ソンヒョン:(笑)。

ヒョンソク:友達が食べないのは僕のもので (笑)。韓国料理、カルビチム、お肉とか? そういうのが一番好きだったと思います。

―― 劇中で個性的な生徒たちがたくさん登場しますが、実際に学生の頃に友達になりたいと思うキャラクターは?

ムン・ソンヒョン:友達になりたいキャラクター……やっぱり勉強もできて背も高くてかっこいい“ロウン”みたいなキャラクターと友達になりたかったなと思います。

ヒョンソク:僕は迷いがなくストレートな人が好きなんです。だから“イス”みたいなキャラクターや、底抜けに優しくて純粋に近づいてくる “ホギュ”というキャラクター。そういう友達と仲良くなりたがると思います。

共演者とは今でも仲良し「卒業したら遊ぼうと」

―― 撮影が終わってからも、頻繁に連絡したり会ったりしていますか?

ヒョンソク:ソンヒョンと僕と、ホギュを演じたジュニョクさんの3人で「サムギョプサル食べよう」「お肉を食べよう」という話が出たのですが、ソンヒョンが学校に行かなければならなくて。僕とジュニョクさんは成人で割と時間が合うのですが、ソンヒョンは学校があるので卒業してから頻繁に遊ぼうと話しました。

―― ソンヒョンさんは今まで多様なジャンルの作品に出演されましたが、学園ものならではの楽しさや難しさがあったら教えてください。

ムン・ソンヒョン:そうですね……学生の方と撮影したことはありますが、実はこのように学園もののシリーズを撮ったのは初めてなんです。学園ものを撮るときは、ほかの現場にいるときよりお互いの年が近いこともあってすごく楽しいです。もちろん僕より年上が多いですが、それでも現場の雰囲気がいたずらっぽくて楽しい感じで、そういった部分が良かったと思います。冗談を言える人も多いので、負担なく撮影できたことが本当に良かったです。

―― ヒョンソクさんも、これまで多くの学園ものに出演して温厚なキャラクターや愛嬌のあるキャラクター、全校1位の完璧な生徒会長などを演じたと思います。今回はルックスも良く運動神経も兼ね備えた“漫画から飛び出してきたような男性”を演じられましたが、学園ものをやりながら感じた楽しさや難しさはありますか?

ヒョンソク:楽しかった点で言うと、「今の年齢だからこそ一番上手く表現できる」という部分ではやりやすかったですし、皆さん同年代の方なので全体を通してすごく楽しく撮影できたように思います。難しかった点は、それでもやっぱり演技におけるすべての部分でまだ未熟な面があると感じていたので、できる限り補いながらやっていこうと一生懸命取り組みました。

―― ソンヒョンさんは現役高校生でいらっしゃいますが、演じたナ・イスは高校生でありながら理事長になる役どころですよね。もしソンヒョンさんが今理事長を任されたらどんな高校を作りたいですか?

ムン・ソンヒョン:必ず外せない規定やルールを除いて考えると……僕が一番つらいのは朝に弱いことなので、自分が理事長になったら授業の開始時間を少し遅らせたいです。

ヒョンソク:いいね。

―― ヒョンソクさんは理事長になったらどんな高校を作りたいですか?

ヒョンソク:僕はまず給食がとても大事だと考えているので、高くて良い業者に給食を依頼します。それから、僕は学校に通う理由が楽しいものであってほしいと思っているんです。無理やり行くよりも。なので、それぞれがやりたい特技などの活動を積極的にできる学校を作りたいです。

日本で気になることは?「アニメはほぼ全部見ています」

―― ソンヒョンさんがもし日本でファンミーティングを開くなら、ファンのためにどんなことを準備したいですか? また、日本でやりたいイベントなどはありますか?

ムン・ソンヒョン:ファンミーティングを一度もしたことがないので自分なりのロマンがあって……日本でファンミーティングを開くなら、他の先輩方がされているように歌も歌って、上手には踊れませんがダンスも準備して、いろいろなことを楽しくやってみたいです。

―― ヒョンソクさんは現在CIXのメンバーとして活躍されていますが、ドラマ出演が決まったときのメンバーの反応はどうでしたか?

ヒョンソク:特に……これといって特別な反応はありませんでした。ただ、僕がドラマに出ると聞くと「そうなんだ、頑張って。応援してるよ! 」って。みんなこのくらいでしたね。上手くいくことを願ってくれるような反応が多かったと思います。

―― CIXの活動を通じて、日本でコンサートやイベントもされてきたと思います。その中で特に記憶に残っていることは何ですか?

ヒョンソク:実は最近もイベントで日本に行ったのですが、日本に来るたびに嬉しいことがあるんです。僕は幼い頃からアニメや映画をたくさん観ていたのですが、そこに日本の風景がたくさん出てくるので、天気や街並みは特に心に沁みるんです。スケジュールが終わった後に観光するとあたたかい気持ちになって、また来たいなと思います。

―― 好きなアニメなどはありますか?

ヒョンソク:「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」という日本の映画がとても好きですし、アニメはほとんど全部観ています。「呪術廻戦」とか、そういう作品を本当によく観ます。

―― お2人が日本に旅行したら行きたい場所や食べたいものはありますか?

ムン・ソンヒョン:僕は昨年3泊4日で大阪に行ってきたのですが、少し残念だったことがありました。スケジュールを組んでごはんの計画もきちんと立てたのに、寿司を食べられなかったんです。日本の寿司を絶対に食べたかったのに……次に日本に行くことになったら、日本の寿司をちゃんと食べてみたいです。前回が大阪だったので、今度は東京に行ってみたいです。

ヒョンソク:僕は札幌! 雪がたくさん降っている日に札幌に行って、もつ鍋を食べてみたいです。

―― 次に挑戦してみたい役や作品のジャンルがあれば教えてください。

ムン・ソンヒョン:僕は……今回明るくてコミカルな演技を一度やったので、次に挑戦するならもう少し強烈で、すごくかっこいいキャラクターをやってみたいです。とっても強い役!

ヒョンソク:僕はこれまで学園ものにしか出演していないのですが、それが今の僕の年齢とイメージによく合うのかなと思います。そういった作品やキャラクターを今後もいくつかやってみたいですし、しばらくしてもっと年を重ねたら、ソンヒョンが言っていたように強烈な悪役など、いろいろな役を演じてみたいです。

―― 最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ムン・ソンヒョン:日本のファンの皆さん、僕たちのドラマ「理事長は不良高校生!?」が絶賛配信中です。たくさんのご視聴と応援よろしくお願いします。日本でお会いできたら嬉しいです!

ヒョンソク:日本のファンの皆さん、僕が出演した「理事長は不良高校生!?」が現在配信されています。コンサートなどではお会いしていましたが、今回初めて僕が出演したドラマが日本で配信されるということで、とてもワクワクしています。ファンの皆さんにも、楽しんで観ていただけたら嬉しいです! ありがとうございました!

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