注目の子役・永尾柚乃が「ブラック・ジャック」で助手・ピノコ役に決定。「本当にうれしくてずっとピョンピョン跳びました」

テレビ朝日系で6月30日に放送されるテレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」(午後9:00)で、主演・高橋一生が扮(ふん)するブラック・ジャックの助手・ピノコ役を務めるキャストが、ついに発表。天才子役・永尾柚乃が演じることが分かった。

「ブラックジャック」は、テレビ朝日で1981年に加山雄三主演で初めてテレビドラマ化され、その後、2000年にTBSで本木雅弘主演のテレビドラマが制作された。ほかにもさまざまな実写版、舞台版が生まれ、作品によっては大幅なアレンジも施されてきた。令和の時代に紡がれる本作には、監督・城定秀夫氏、脚本・森下佳子氏、ビジュアルコンセプト/人物デザイン監修/衣装デザイン・柘植伊佐夫氏と、そうそうたる鬼才クリエーターたちが集結している。

主人公であるブラック・ジャック(高橋)は、神業ともいえる手術の手腕を誇る、無免許の天才外科医。その医療技術で人々を救う単純なヒーローではなく、ドライであるが故に冷酷にも見える。表には見せない優しさや少しコミカルな面も持ち合わせ、超人的でありながら人間くささも併せ持つ。そんな孤高の主人公の暗躍を映し出す。

ピノコ役を担う永尾は、2023年にドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)で大ブレーク。大ヒット映画「ゴールデンカムイ」(24年)や、現在放送中のテレビ朝日系連続ドラマ「JKと六法全書」(金曜午後11:15)でも異彩を放っている。

ピノコは、双子の姉の体内に脳や手足、内臓などがバラバラに収まった状態で18年間生き続けてきた。その後、ブラック・ジャックによって摘出された彼女は、晴れて人間の女の子の体を得ることに。その後、困難な手術を次々と請け負うブラック・ジャックの助手を務めることになった。体の成長は幼児ままで止まっているが、中身はれっきとした18歳の乙女だ。ブラック・ジャックは娘のように扱うが、ピノコ自身は彼の妻だと言い張り、時に嫉妬深さも見せる。

漫画「ブラック・ジャック」の大ファンだという永尾は、「家族で大好きな作品なので、本当にうれしくて、ずっとピョンピョン跳びました」と出演オファーを受けた際の興奮ぶりを明かし、「できる限りピノコらしさをなくさないように、気持ちを込めて演じさせていただきました」と述べている。

また、ピノコに関しては「大好きなブラック・ジャック先生のためにいつも、どんなことでも一生懸命なところが好きです」と即答。「18歳の心を入れて『ピノコだったらこうするだろうな。こういう言い方だろうな』と思いながら演じていました」と、とても7歳とは思えない演技プランで臨んだことを明かした。ちなみに、衣装もメークも全部気に入っているそうだが「特に頭につけているリボンと指輪」が好きだとか。

そして、ピノコとコンビを組むブラック・ジャックを演じる高橋については、「高橋さんも妖怪が好きなので、妖怪の本も貸してくれて、妖怪のことをいろいろと教えてくれました。いつも、どんな時でも優しくて面白くて、すごく楽しかったです」と声を弾ませる。2人にしか分からない絆で結ばれたブラック・ジャックとピノコの交流はもちろん、両頬をむぎゅっと押しながら叫ぶピノコの名ゼリフ「アッチョンブリケ!」がいつ飛び出すのかにも注目だ。

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