羊の毛刈り見学会がこのほど、島根県出雲市の飯の原農村公園吉栗の郷であり、親子連れなどが様子を見守った。
毎年恒例のイベントで、8匹いるうちの6匹で刈り取り。1匹につきスタッフ3人が体を押さえ、専用の大型バリカンで進めた。毛刈りの前から逃げようとする羊や、刈っている途中で鳴いたり暴れたりする羊もおり、見学者はスマホで写真や動画を撮るなどした。
近くに住む看護師（68）は「刈る方も刈られる方も大変そうだなと思った。刈られた羊はさっぱりして気持ちよさそうだった」と話した。
市内の羊好きの女性でつくる「メリーさんの会」の会員による、刈り取った羊毛のほぐし体験や針山作りもあった。羊毛はメリーさんの会が手作業で洗浄し、帽子やマフラー、靴下やセーターにするという。
吉栗の郷では年間を通して羊と触れ合えるほか、ジンギスカンなどを提供する食堂がある。
