バルセロナのシャビ監督、来季続投を強調も… クラブ内部は依然として解任を議論

写真:シャビ監督はラポルタ会長とセビージャ戦後に会談する予定だ ©Getty Images

バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が解任の可能性を否定し、続投を強調した。しかし、クラブ内部は解任の選択肢を議論しているという。サッカージャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

今年1月、シャビ監督は今季限りでバルセロナを退任すると発表した。しかし今年4月、同監督は一転して「いまはやる気と希望にあふれている。クラブ、スタッフ、そして選手たちからの信頼感を感じている」と、来季以降も同クラブで指揮を執り続けると発表した。

ところが、現地時間5月16日に行われたラ・リーガ第36節、アルメリア戦を控えた会見でシャビ監督は「他のビッグクラブと比べてバルサの財政的に厳しい状況にある」とクラブの財政状況について言及した。ジョアン・ラポルタ会長はこの発言に怒りを覚えたという。

同19日に行われた第37節、ラージョ・バジェカーノ戦の試合前会見でシャビ監督は自身の去就について触れ、来季もバルセロナで指揮をとり続けることを強調した。

「何も状況は変わっていない。もし何か変化があれば知らせるが、我々は落ち着いている。ラポルタ会長は、私に好意的なメッセージを送ってきてくれた。私はここで幸せだ。我々のプロジェクトは順調に進むと確信している」

しかし、サッカージャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、クラブ内部では依然としてシャビ監督の将来について話し合いが進められているという。

38節のセビージャ戦を終えたあと、シャビ監督とラポルタ会長の間で会談が行われ、そこで去就について話し合う予定だ。

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