プールの中にした子どものおしっこを処理する職員に「暴言を浴びせた」家族の最後=韓国

韓国のあるリゾートのプールで、こどもがプールの中にしたおしっこの処理をしていた職員に向かって暴言を浴びせたその家族が、罰金刑の宣告を受けた。

20日、韓国法曹界によると、ソウル西部地裁は侮辱の罪に問われている容疑者Aに、罰金70万ウォン(約8万円)を宣告した。

容疑者Aは昨年2月、キョンサンナムド(慶尚南道)にあるリゾートのプールで、職員B氏が「不親切」だという理由により、多くの人の前で暴言を浴びせた容疑を受けていた。

容疑者Aの孫がプールに入ろうとする中、プールにおしっこをしたところを発見したB氏は、その水をプールの外に汲(く)み出した。

その過程で容疑者Aは、B氏が不親切だとして暴言を浴びせた。

また、容疑者Aの家族はB氏のまわりに立って、B氏がプールの水を汲み出している様子をながめているだけであった。

裁判所は「監視カメラの映像をみると、B氏が容疑者Aの家族に不親切な対応をしている様子はみられなかった」とし「むしろ容疑者Aは、おしっこをした孫の体を洗うことなくそのまま再びプールに入れるなど、理解しがたい行動をとった」と指摘した。

つづけて「容疑者AはB氏に暴言を浴びせ侮辱したことにより、B氏が受けた精神的苦痛は少なくないものとみられる」とし「容疑者Aの年齢・性質・環境・家族関係など量刑要素を踏まえ、刑を決定した」と伝えた。

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