林修MC「沸騰!地球アツベンチャー」でアマゾン、アラスカ、日本…“暑い地球”の現状を若手俳優が取材!

日本テレビ系では6月2日に、林修がMCを務める「中京テレビ開局55年 沸騰!地球アツベンチャー 日本の未来を探す旅」(午後4:00=中京テレビ制作、一部地域除く)を放送。地球を取り巻く状況は、もはや温暖化ではなく、“沸騰化”と呼ばれるほど危機的だ。番組では、MCの林と共に、ゲストの伊集院光山之内すずをスタジオに迎え、誰かに話したくなる未来の話を届けていく。ロケに参加するのは、阿部凜、緒形敦、アリアナさくら。彼らの現実を見つめる“アドベンチャー”を通し、異変の実態や原因を解き明かしながら、未来へ向けた“光”を探し出す。

温暖化の影響は世界各地で発生。一面氷の世界の中にポツンとあるアラスカ・ニュートック村もその一つだ。永久凍土が溶け出してもろくなった土壌の、侵食や地盤沈下が深刻化。将来的に村そのものが水に飲みこまれ、なくなってしまうと言われている。国の政策で約16km南東のネルソン島・マータービックへの移転が決定し、もともと300人いた住民も、今では100人ほどにまで減少。村を訪れた緒形が、今もニュートック村で暮らし、厳しい生活を強いられるユピック族の様子と、未来のための“選択”に密着する。

存亡の危機に直面するブラジル・アマゾン先住民の集落・アウアナー村を、日本メディアとして初めて取材。阿部が村を訪れる。日本の面積のおよそ14倍、地球の光合成の2割を担うともいわれる“地球の肺”アマゾン。しかし近年、乱開発に伴う放火や乾燥によって引き起こされる自然発火などにより、森林火災が多発している。森で自給自足の生活を送ってきた先住民の生活は存亡の危機に陥っており、その危機から脱するため先住民たちが驚きの最新技術を使っていることが分かる。

1993年に「ユネスコ世界自然文化遺産」に日本で初めて登録された鹿児島県・屋久島。有名映画の舞台にもなっていて、森林が島の約9割を占めている屋久島を、アリアナが訪問。自然豊かな島は、日本で一番“脱炭素に近い島”ともいわれている。森林資源を使った脱炭素サイクル、電気自動車、水力発電など、自然豊かなこの島で進む「未来が見える生活」とは?

福岡県北九州市の小倉港を出発し、絶景を一望できるクルーズ船・HANARIA。この船の燃料は水素だ。20t以上の船舶としては国内初の水素燃料電池船で、二酸化炭素を出さず排出されるのは水のみという、かなりクリーンな船。その革新的な技術に迫る。

また、宮崎県の絶景ポイントである高千穂鉄橋の上で停車するスリルが得られることから人気になっている観光列車・あまてらす鉄道の取り組みを紹介。列車に使われる燃料には、実はとんこつラーメンのスープを使用している。かつては過疎化が進み廃線となった鉄道が、どのように復活したのか。そこにはたくさんの人々の思いがあった――。

収録を終えた林は、「アラスカ、ブラジル、屋久島と、ロケの規模が想像以上にすごくて。これだけの迫力ある映像、しかもわれわれが知らなかった、かつ、知るべき映像をしっかり見ることができて、衝撃的でした。特にアラスカは、現実にこのようなことが起きているという部分をリアルに教えてくれた。最終的には自分の生き方をあらためて考え直そうという気持ちになる、そんな番組です」と、驚きと学びがある番組であることをアピール。

伊集院は「『永久凍土って、永久じゃないの?』『熱帯雨林で“雨”が少ないってどういうこと?』という部分に、この番組を見た人はみんなびっくりすると思います。“俺が知っている言葉と違うぞ”っていう感覚。また、今回のアマゾン取材は、いわゆる観光向けでなく、撮影許可を取るのも難しいくらいに普段入れないところに行って、そんな現地の人たちがスマートフォンのアプリを使っていることが、今のリアルだと感じました。『地球アツベンチャー』と聞いて、報道かバラエティーかどっちかな?と最初は様子見でしたが、両方だからこそ刺さるものがある。両方の見方で楽しむことができる番組です」と、世界のリアルな現状を伝える番組の魅力について触れる。

山之内は「これまで当たり前だと思っていたことが、ここまで当たり前じゃなくなっているんだという。ここまでリアルな現状を知ることはなかなかないと思い、衝撃的なことばかりでした。特に驚いたのは、真っピンクの沼ですね。そして若手の俳優さんの素顔が見えるのも、番組の楽しみ方の一つだなと思います。阿部凜さんが20歳の誕生日をアマゾンで迎えるのは衝撃でした。また、アリアナさくらさんのInstagramをずっとフォローしていますが、あんなにふわふわした子とは知らなかったので、素顔を知れたのがすごくうれしかったです」と驚きの連続であったVTRはもちろん、旅人たちの奮闘ぶりも番組の見どころに挙げている。

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