不運にも顔にファウルボールの直撃を受けてしまった女性ファンに様々なギフトが届けられた。
トロント・ブルージェイズの女性ファン、リズ・マグワイアさんは現地5月17日の対タンパベイ・レイズ戦の観戦中にブルージェイズのボー・ビシェットが打ったファウルボール右目上の額にもろに受けてしまった。米メディア『NEW YORK POST』によれば、マグワイアさんは試合後、チームの医療スタッフの処置を受けたものの、病院で精密な検査を受けた。幸い、脳手術を必要とするまでには至らなかったようだ。
20日、マグワイアさんは額にできた巨大なたんこぶと、右目の周りに痛々しいあざが出来た写真をX(旧ツイッター)で2点投稿し、こう文面を綴った。
「ヘイ、ブルージェイズ。ボー・ビシェットの時速110マイルのファウルボールで顔が潰れた。ボールすら手に入らなかった。試合終了まで残っていたのに。何か見返りはないのかな?」
すると、この投稿が拡散され、翌日にはトレーディングカードを製造する『TOPPS』社がマグワイアさんのオリジナルトレーディングカードを作成したと発表。打球速度にちなんで、110枚を作成し、そのすべてをマグワイアさんに贈呈するという。これにはマグワイアさんも「トップスありがとう!!!!!」と感謝の意を投稿。
そして、マグワイアさんは現地21日にXを更新。ブルージェイズからビシェットのサイン入りボールと試合チケット2枚、さらにバッティング練習への招待状が贈られたことを明かした。また、トレーディングカード数枚をオークションに出品し、収益の一部を地元小児病院の脳震盪センターに寄付する予定だという。
マグワイアさんの投稿をチェックしたフォロワーからは「素晴らしい!ところで体調はいかがですか?」「あなたはそれに値する女王」「リズ!あなたが元気で、脳震盪センターをサポートしてくれることが嬉しいです」「早く良くなってください!」「素晴らしいニュース!早く良くなるといいですね」「やった!野球には正義がある」などと、計4000を超えるお見舞いや称賛のコメントが寄せられている。
構成●THE DIGEST編集部