偉才が勝負強さを取り戻している。
現地5月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャースタジアムで行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」としてスタメン出場し、4打数2安打、1打点、2盗塁と活躍。チームが3対7と大敗を喫したなか、第3打席でライト前タイムリーを放つなど、全3得点に絡む活躍を見せた。
シーズン開幕から1か月は“得点圏打率の低さ”が指摘され、「チャンスに弱い」と苦言を呈されることもあった大谷だが、少しずつ改善の方向に向かっている。この試合では、6回1死三塁という場面でダイヤモンドバックスの先発右腕ブランドン・ファートからライト前タイムリーをマーク。これで今季の得点圏打率は.255だ。
この一打を受け、地元紙『The Orange County Register』のビル・プランケット記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新。「6回先頭のミゲル・バルガスが二塁打を放った後、ショウヘイ・オオタニがタイムリーでドジャースに2点目をもたらした。直近は、得点圏で13打数6安打(.462)だ」と5月のデータを紹介している。
さらに、ドジャースのニュースを専門的に扱う『Dodgers Nation』は、大谷がライト前タイムリーを放ったシーンの映像を共有し、「シーズン序盤、オオタニが得点圏での打席で苦しんでいたという話を覚えているだろうか?」と投稿。しっかりと本来の姿を取り戻してきた大谷のパフォーマンスに興奮を隠せない様子だ。
なおこの試合に敗れたドジャースは、連勝が「4」でストップ。貯金は「15」となっている。
構成●THE DIGEST編集部