色とりどりのクリンソウ見頃 日光・上三依水生植物園で群生

見頃を迎えたクリンソウの群生地

 【日光】上三依の上三依水生植物園で、約3500株の色とりどりのクリンソウが見頃を迎えている。今月いっぱいはピンクや白の花が楽しめ、その後、北米原産の黄色いクリンソウが咲き始めるという。

 クリンソウはサクラソウ科の多年草。段になって咲く姿が、仏閣の屋根の「九輪」に似ていることから命名された。同園では1カ所に群生しているのが見どころ。約200メートル先の沢から引いた水で湿地帯を作り植栽している。

 今シーズンはゴールデンウイーク後に咲き始めたという。高宮達也(たかみやたつや)園長(79)は「寒暖の差が大きいためか生育が遅れ気味。一番良い時を見てもらいたいですね」と話している。

 開園は午前9時~午後4時半。入園料は大人500円、小・中学生150円。(問)同園0288.79.0377。

見頃を迎えたクリンソウの群生地

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