【日本ダービー】皐月賞敗戦組が「勝率62.5%」該当で反撃警戒 “1強ムードでも勝ち切れない”運命の舞台「高配当メソッド」ない”運命の舞台「高配当メソッド」ー】皐月賞敗戦組が「勝率62.5%」該当で反撃警戒 “1強ムードでも勝ち切れない”運命の舞台「高配当メソッド」

[過去10年]日本ダービー2024の人傾向

26日に東京競馬場で第91回日本ダービー(東京優駿)(GI、芝2400m)が行われる。

今年は、無敗の2冠馬を目指すジャスティンミラノ、ウオッカ以来の牝馬制覇を狙うレガレイラ、2023年、21年と1番人気2着と悔しい結果が続く横山武騎手が手綱を取るアーバンシック、無傷3連勝中のシックスペンスらが、世代の頂上決戦に集結。

ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、レース傾向および“儲かる買い方”をジャッジする。

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■1強ムードでも勝ち切れない

1番人気は過去10年で2勝のみで【2.3.2.3】の成績。このうち、皐月賞馬に輝き2冠目を目指したのは7頭もいるが、2015年のドゥラメンテと20年のコントレイルしか勝ち切れていない。昨年のソールオリエンス、2021年のエフフォーリア、19年のサートゥルナーリアなど1強ムードでも勝利が叶わないこともしばしばあり、ジャスティンミラノに飛びつくのは危険かもしれない。

勝ち馬が多いゾーンは単勝4.0~14.9倍で【7.4.2.16】勝率24.1%、単勝回収値177をマーク。このうち、前走皐月賞で4角10番手以下にいた馬に限ると【5.1.0.2】勝率62.5%、単勝回収値395を記録する。この8頭すべては皐月賞2着以下に敗れていた馬で、4着以下が5頭もいる。今年はレガレイラアーバンシックの反撃に期待できそうだ。

よって単勝の平均配当は1480円。ロジャーバローズの単勝9310円が底上げしている数字にはなるが、それを除いても743円なので、オークス(2014~23年)の単勝平均配当451円と比較しても、波乱含みと言える。好きな馬の「単勝」を握るのもいいだろう。

一方、馬連の平均配当は2700円で、19.9倍以下が8回、このうち3桁配当が5回とシビア。馬単が7845円と約2.9倍なので、2連系は頭固定の馬券のほうが勝負のし甲斐がある。

3連複の平均配当は5万8869円。ワグネリアンが勝った2018年は52万1600円、3連単は285万6300円の高額配当。3番人気以内の3頭で決まった年は2回あり、2桁人気馬が絡んだ年は4回。後者の決着になる際は「1~5番人気の2頭+2桁人気」の組み合わせなので、大穴を狙う際は、他を人気サイドで固めてしまうのも手だ。また、過去10年で好走した2桁人気の4頭はすべて1~4枠に入った馬。穴馬は内枠勢から取捨したい。

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◆著者プロフィール

シャト美(しゃとみ)
馬とお酒をこよなく愛する競馬女子。シャト美の由来は、強さと美しさを兼ね備えた名馬タイキシャトルより。馬券は無駄な買い目を削ぎ落とし、少点数の馬連、馬単、ワイドがメイン。現在はUMAJIN内『競馬サロン』にて予想コラム、『SPREAD』では、シビアに馬券と向き合う「高配当メソッド」を執筆中。

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