日本代表・馬瓜ステファニーの所属クラブが退団発表「数カ月で中心選手に」惜別メッセージ掲載

バスケットボール女子日本代表の馬瓜ステファニーが、今シーズン限りでスペインリーグのエストゥディアンテスを退団することが決まった。5月22日に同クラブが公式サイトを通じて発表した。

愛知県出身で現在25歳の馬瓜は、182センチのパワーフォワード。女子バスケの名門、桜花学園高校での3年時にインターハイ、国体、ウインターカップの3冠に貢献し、卒業後はトヨタ自動車アンテロープスの主力としてWリーグで活躍した。

今シーズン開幕前に世界最高峰の舞台であるWNBAのニューヨーク・リバティとトレーニングキャンプ契約を締結していたが、開幕ロスター入りとはならず渡西。エストゥディアンテスでプレーした2023-24シーズンは、スペインリーグでプレーオフも含む32試合に出場し、1試合平均10.8得点3.1リバウンド1.4アシスト、3ポイント成功率35.1パーセントを記録。ユーロカップでは7.7得点をマークした。

今回の退団発表に際して、同クラブは「シーズンを通しての馬瓜の進化は目覚ましく、ここ数カ月でチームの中心選手のひとりとなった」と、その貢献ぶりを評価。「トレーニングセッションや試合において、最初の1分から最後の1分まで、偉大な“ウーマン・イン・ブラック”(チームの愛称)として全力を尽くしてくれた彼女に感謝したい。またすぐにステフに会えることを願っています!エストゥディアンテスはこれからもずっとあなたのホーム」と、惜別のメッセージを掲載した。

なお、馬瓜は昨年に続いて今年もWNBAリバティのトレーニングキャンプに参加していたが、ロスター入りとはならず。現在はパリオリンピックを控える女子日本代表の強化合宿に参加している。2024-25シーズンはどこでプレーすることになるのか、去就が注目されることになりそうだ。

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