暑い日はここで涼んで…米子市独自の取り組み「よなご涼み処」 公共施設33か所、市内の一部の薬局38か所に設置予定 鳥取県米子市

早くも猛暑が予想されている今年の夏。そうした中、鳥取県米子市は独自の熱中症対策に乗り出しました。その名も、暑さをしのぐことができる施設や店舗「よなご涼み処」です。

気象庁が21日に発表した8月までの3か月予報。その予報によるとエルニーニョ現象の影響で今年も全国的に平年よりも高いと予想されます。そうした中、米子市では独自の対策を計画。

米子市 伊木隆司 市長

「この夏も暑くなると予想されていますので、涼しいところに移動していただくなどの対策をとっていただきたい」

米子市は、熱中症対策キャラクター「よなペン」が掲示されている熱中症対策の暑さしのぎ場所、「涼み処」を市内の本庁舎や公民館など公共施設33か所、また民間の施設としては、市内の一部の薬局38か所、合わせて71か所に6月1日から9月末まで設置します。

米子市民

「熱中症は心配です。(涼み処は)いいです。あれば安心して来れます。ここで涼んでいいんだと」

「みんなと涼しいところでお話しが出来たりするのは、いいんじゃないかな」

「涼しいところで過ごすというのが一番じゃないですか。子どものためにも」

米子市内では、去年一年間で熱中症の疑いで搬送された人は過去5年で最多の153人。このため米子市は夏にかけて「涼み処」をさらに増やすとともに、熱中症警戒アラートの発表体制も強化するなどして、熱中症対策に力を入れていくとしています。

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