中国の衛星測位・位置情報サービス生産額、23年は5362億元 

 

中国の衛星測位・位置情報サービス生産額、23年は5362億元 

四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられる、北斗ナビゲーションシステム(BDS)の57、58番目の衛星を搭載した運搬ロケット「長征3号B」。(2023年12月26日撮影、西昌=新華社配信/邱立軍)

 【新華社北京5月22日】中国衛星導航定位協会は18日、北京市で「2024年版中国衛星測位・位置情報サービス産業発展白書」を発表し、23年の中国の衛星測位・位置情報サービス産業の生産額が前年比7.1%増の5362億元(1元=約22円)だったと明らかにした。

 23年の同産業の成長率は全体的に22年を上回った。国民経済の発展を受けて各業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)とスマート化が進み、衛星測位関連設備および時空間データに対する需要が喚起されはじめ、中国独自の衛星測位システム「北斗」が提供する時空間情報の応用・サービス市場発展に活力がもたらされた。 

 同協会の于賢成(う・けんせい)会長によると、中国の衛星測位・位置情報サービス分野に関連する企業・事業体は2万社に迫り、従業員数は100万人近くに上る。中国本土市場(店頭市場の新三板を含む)に上場する関連企業は90社を数える。知的財産権の面では、23年末時点で中国の衛星測位に関する特許出願件数(発明特許および実用新案特許を含む)が前年同期比4.8%増の11万9千件以上となり、引き続き世界をリードしている。

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