車のパワーウィンドウ事故を防ぐには「チャイルドシート正しく使用して」

21日東京・練馬区で2歳の女の子が車のパワーウィンドウに首を挟まれて、死亡しました。

パワーウィンドウによる事故は指を挟んで、切断するケースも発生していて、使い方次第で危険を伴います。

JAFが実施した実験映像

車体の窓に挟んだゴボウ。パワーウィンドウが閉まると…ばっさりと切断されました。

大きな大根も、半分に切断されました。

車種によっては危険を伴うパワーウィンドウの「力」の強さが分かる実験です。

JAF福岡支部 城野衣里加さん「JAFが行った検証では、ミニバンの場合、8歳の子供が両手で止めようとしても止まらない強さで閉まることが分かりました。30代の女性は片手で止めることができなくて両手でやっと止めることができたという結果になりました。」

チャイルドシートはベルトで固定して

事故を防止するためには、チャイルドシート正しく使用することが大切だと話します。

JAF福岡支部 城野衣里加さん「2023年にJAFが行った全国調査では、福岡県では約3割の方がチャイルドシートを正しく使用できていないという結果になっています。どうしても子供が嫌がって泣いてしまうという声もありますが、命の方が大事ですので、ベルトで固定して、しっかりと動かないことを確認していただくようにお願いします。」

東京・練馬区で2歳の女の子が首を挟まれて死亡した事故では、母親が「チャイルドシートのベルトを締めずに娘を乗せた」と警視庁に説明しています。

子供に声かけも大切

消費者庁はパワーウィンドウを閉める際は、「閉めるよ」「近づかないで」と子どもに一声かけて、顔や手が出ていないことを確認してから操作するよう呼び掛けています

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