大阪・関西万博で世界に発信 おむつで世界を変える「大人用おむつファッションショー」 おしゃれの力で福祉を明るく

2025年開催の大阪・関西万博で、ある意外なものを世界に発信しようと取り組む男性がいます。
引け目を感じることなく「はきたくなる」そのデザインとは。

タイガースファンなら思わず目を引くトラ柄に。レースやリボンをあしらったかわいらしい下着風。

これらの商品のコンセプトは「大人がはきたくなる」おむつです。

考案したのは、医療や福祉の専門家らでつくる日本福祉医療ファッション協会の平林景さんです。

平林さんは、カラフルな空間で障害児向けに1対1の個別療育などを行う放課後等デイサービスを尼崎で4カ所経営。
2年前には、フランスで「次世代のユニバーサルデザイン」をテーマに、ファッションショーを行うなど、おしゃれの力で福祉業界を明るく華やかに変えようと奮闘してきました。

そんな平林さんが次に目を付けたのが「大人用おむつ」でした。

高齢化が進む中での使用者の増加、それに伴うごみの問題について目を向けてもらいながら、使うことに対するネガティブな印象を取り払おうと、万博では2000人規模の会場で「おむつコレクション」の開催を企画しています。

品質や快適さはもちろん、機能性、環境にも配慮したデザインを提案し、おむつの既成概念を覆すファッションショーです。

おむつから世界を変える一大プロジェクトは2025年5月開催予定です。

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