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不登校の子どもの学びを支援しようと、県教育委員会はインターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した新たな取り組みを来月から始めます。
メタバースを活用した「つなサポ群馬ルーム」は、自分の分身・アバターが部屋に入って学習などを行えます。
「つなサポ群馬ルーム」は、不登校の子どもの学びを支援しようと県教育委員会が来月3日から運用を始める取り組みです。
自分の分身・アバターがメタバースの空間上で学習や体験ができるというもので、アバターの髪型や服装は自由に変えることができ、名前は本名ではない「アバター名」を使用します。
子どもは、平日の午前10時から午後3時までの間、自宅のパソコンから自由に入退室することができ、空間内には県総合教育センターの職員2人が常駐し個別にサポートを受けられます。
授業形式の動画を視聴できる部屋には、小学校から高校までの各教材が用意されています。
このほか、ダンスなどの体験や他の子どもとの交流ができる部屋のほか、カウンセラーに相談ができる部屋もあります。
県教育委員会によりますと、県内の公立小中学校で不登校の児童・生徒は4382人と過去最多となっています。
子どもが抱える課題も多様化するなか、自宅にこもりがちな子どもでも社会と関われる環境を整備したいと取り組むことになりました。
定員はおよそ20人で、県教育委員会は希望者は在籍する学校を通じて問合せをしてほしいと呼びかけています。