【楽天】惨劇再び? 今江監督怒りの初回降板指令も5失点…山川穂高には特大3ラン被弾

ソフトバンク・山川穂高

悪夢は繰り返されてしまうのか…。楽天は22日のソフトバンク戦(京セラ)で初回から5失点を喫した。

前夜の同戦では5回までに20失点を喫するなど投手陣が歴史的な大炎上となり、球団史上ワースト2位となる0―21で屈辱的すぎる大惨敗。一夜明けて何としても流れを変えたいところだったが、初回からつまずいた。

先発した荘司は先頭打者の周東を右飛で抑えたものの、続く今宮と柳田に連打を浴びて一死一、三塁のピンチを招いた。試合を優位に運ぶためにも先制点を与えることは是が非でも避けたい場面だ。そこで対戦したのは鷹の主砲・山川。荘司は変化球でカウント1―2と追い込んだものの、4球目に投じた153キロの直球を完璧に捉えられ、左翼席上段に運ばれ、さっそく3ランを被弾…。歴史的大勝の余韻が残り「どすこ~い!」の大合唱に沸いた敵地のボルテージはいきなり最高潮に達した。

0―3と劣勢でのスタートとなったが、走者がいなくなり仕切り直すにはうってつけとも言える。ところが、荘司は次打者の近藤に四球を与え、初回から投手コーチがマウンドに向かう事態に。さらに栗原にはあと一歩で柵越えとなる右翼フェンス直撃の二塁打を許して二、三塁とピンチは広がり、中村晃に四球を与えたところで今江監督の我慢は限界に達した。

先発させた荘司に1回もたず3分の1で降板を命じ、2番手に右腕の松井をマウンドへ送った。しかし、勢いに乗る鷹打線を止められず、海野に中前へ運ばれてさらに2失点。後続の三森、周東は打ち取ったものの、結局打者10人の猛攻を浴びて初回から5失点となった。

チームは17勝23敗1分け。3連敗中のチームに重くのしかかる5点となっている。

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