2023年6月、橿原市の当時4歳の女の子が、母親の交際相手から暴行を受け死亡したとされる事件について、市町村の職員と問題などを共有する報告会が22日開かれました。
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この事件をめぐっては、県と橿原市が2023年10月、児童福祉の専門家ら5人で構成される検証チームを設置し、虐待の疑いがあるという通告を複数回受けていた県の高田こども家庭相談センターと、調査にあたった橿原市の初期対応などを検証してきました。
検証チームはこれまで、対応職員の人員不足やマニュアルが不十分であること、県と市の連携不足などの問題点を指摘し、山下知事と橿原市の亀田市長らに報告書を提出しています。
これらの情報を共有し、それぞれの市町村で今後、児童虐待の対応に生かしてもらおうと検証結果の報告会が開かれました。
22日は、橿原市の会場とオンライン合わせて約100人の職員らが参加しました。この中で、休日夜間の対応の難しさが共有されたほか、検証チームの報告書を受け橿原市では職員の指導、研修などを担うスーパーバイザーを採用しており、その取り組みなども紹介されました。
県こども・女性局こども家庭課 高垣朗さん
「児童虐待事案が発生しましたので、このようなことが二度と起こらないように、市町村との連携を密にして、日頃から顔の見える関係を構築していきたいと考えております」
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橿原市 こども家庭課 大鳥清治さん
「他市町村から情報などをいただきましたら、個別になるかもわからないですけど、いろいろと情報共有をさせていただきたいと思っております」
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