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スマホやキーボード、腕時計、名刺など、私たちは仕事や日常生活で色々な道具を使っています。
毎日触るものだから、どこにでもある既製品ではなく、自分だけのデザインや使い心地にこだわって選びたいと思ったことはありませんか?
今回は、越前漆器の生産地で「木のものづくり」に取り組んでいる『Hacoaダイレクトストア福井店』をご紹介します。
伝統の技が息づく木の雑貨『Hacoaダイレクトストア福井店』
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Hacoa(ハコア)は様々な木製雑貨を取り扱うお店。
作品の一つひとつで木目や色合いが違い、まさに「世界に一つだけのデザイン」たちが並んでいます。
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ハコアの母体は、越前漆器の職人である山口怜示氏(現会長)が、1962年に創業した山口木工所。
越前漆器は、木地を作る職人(木地師)と、その木地に漆を塗る職人(塗り師)、加飾をする蒔絵師、沈金師と、細かく分業されてつくられています。
山口氏は木地師として伝統工芸に取り組み、山口氏の下で修業を積んだ市橋人士氏(現Hacoa代表)が、2001年に鯖江市でハコアを創設しました。
今では東京、横浜、大阪、名古屋、仙台など各地に直営店がありますが、越前漆器のまち・鯖江にある福井店の特徴は、工場が併設されていることです。
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こちらは工場の様子。
原材料(四角い板の状態)から切り出し、加工した製品を一つひとつ磨いて仕上げるという流れです。
販売だけではなく、ものづくりを行っているところが伝統工芸のまちならではの魅力ですね。
福井店では事前に予約することで、工場を見学することが可能。
職人さんの作業を間近で見られるという、他にはない貴重な体験ができますよ。
驚きの職人芸!木のキーボード
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今回は、実際に職人さんたちが手がける作品を一つだけご紹介します。
外装を木であつらえたキーボード、その名も『木ーボード』です!
上の写真は筆者が愛用している一品。
一つひとつのキーが木で作られていますね。
お店では展示品を操作することができるのですが、私は数回タイプして「あ、買おう」と確信しました。
指先の触り心地が、既製品のキーボードでは絶対に感じることができない心地よさなのです。
本記事もこの木ーボードで執筆しましたが、文字を打つこと自体が気持ちよくなり、仕事が楽しくなりました。
パソコン作業が多い方に、ぜひともおすすめしたい作品です。
また、木ーボードは、何年、何十年と使っていくうちに色合いが変化するそうです。
長く使うほどに思い入れが増していくのですね。
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そして、木の種類によって違った色味になるのも魅力。
私は購入する際、どれにしようか悩みすぎて貧血気味になりました。
ハコアでは木ーボードに限らず、他の作品でも複数の樹種を使っているものが多いので、皆様もぜひ悩んでください。
お値段は税込99,000円。
「高い!」と感じた方もいるでしょう。
しかしこの作品に込められた職人のこだわりを知れば、その印象も変わると思います。
木ーボード最大のこだわりは、全てのキーを1枚の板から作っていること。
それによりボード全体で木目が繋がって見えるので、見た目が美しくなります。
1つの木ーボードを1枚の板で作るので、途中で失敗したら、たとえそれが最後のキーであったとしても、全て最初からやり直しになってしまいます。
まさに職人の技術と根気と意地がなければできない仕事です。
木ーボード誕生秘話
木ーボードは、木地職人として修業を積んだ市橋人士氏(現Hacoa代表)が生み出しました。
そのきっかけとなったのが、とあるお客様からの要望。
その方は樹脂アレルギーがあり、プラスチック製のキーボードが使えないことに悩んでいました。
それを聞いた市橋氏が、だったら木でキーボードを作ろうと思い立ったのです。
たった一人のために、膨大な労力も惜しまず「ものづくり」に取り組む。
このお話を聞いて、私は職人の心意気に胸を打たれました。
木ーボードは、多くの人々に手に取ってほしい素晴らしい作品です。お店に行った際は、ぜひ触ってみてください。
「レーザー刻印」で一生の宝物にしよう!
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ハコアには、購入した作品に名前やイラストを施す「レーザー刻印」サービスがあります。
結婚式の記念ボードや、時計、スマホケースなど多様な作品に対応。
大切な人との思い出にするのも良いですし、会社のロゴなどを入れて仕事に使うのも良いですね。
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お店では、レーザー刻印が可能な作品は、全て刻印した状態で展示されています。
どんな物に刻印できるのか、どんなデザインがあるのか、じっくり見てみてください。
その他の魅力的な商品や、実際の刻印の様子、お店の基本情報などは、以下で詳しくご紹介しています。