ポルシェ911をレストモッド…シンガーがコーンズ・グループと日本における代理店契約を発表

シンガー / ポルシェ911

カリフォルニアを拠点とするラグジュアリー・スペシャリストのシンガー・ヴィークル・デザイン(以下シンガー)は5月21日、高級輸入車正規販売店コーンズ・グループと日本でのレストア依頼をサポートするパートナーシップ契約を締結したと発表した。

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シンガーは、空冷ポルシェ『911』のレストアで知られている。同社はこれまで北米、欧州、オーストラリア、アジアで事業を展開しており、日本市場への進出はその世界戦略の一環である。

今回の提携により、日本の顧客はコーンズ・グループのサポートチームを通じてシンガーのレストアサービスを利用できるようになる。シンガーの既存顧客や新規顧客は、日本国内で専門的なサービスやメンテナンスを受けることが可能になった。また、シンガーは日本語サイトも公開し、日本市場への注力を示している。

シンガーとコーンズ・グループは同日、オーナー、オーナー候補、メディア向けのイベントで、シンガーの各レストアサービスを代表する4台の車を日本で初めて展示した。シンガーによって再構築されたポルシェ「911 Reimagined by Singer」は、オーナーのタイプ 964ポルシェ911をレストアしたユニークなモデルだ。シンガーのレストアサービスは、「Classic」および「DLS」サービスが自然吸気車のレストアを、「Turbo Study」および「DLS Turbo」サービスがターボチャージャー搭載車のレストアを提供する。

シンガーは2009年にカリフォルニアで設立され、空冷ポルシェ911のオーナーとのコラボレーションによるオーダーメイドのレストアで定評を得ている。同社の哲学は「卓越性のたゆまぬ追求」であり、アイコニックなデザインへの情熱と最新のエンジニアリングを組み合わせたサービスを提供する。

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