【F1】重鎮ジョーダン氏がスプリントレース廃止を要求「即刻禁止すべきだ」 若手限定の変更案も

スプリントレースはマイアミGPでも開催されている(ロイター=USA TODAY Sports)

F1チームを創設するなど重鎮として知られるエディ・ジョーダン氏が、2021年から始まったスプリントレースの廃止を強く要求した。

短距離戦のスプリントは21年から導入され、今季は6戦の実施で、すでに中国グランプリ(GP)やマイアミGPで開催された。

スプリントを巡っては賛否両論がある中で、ご意見番のジョーダン氏は「即刻禁止」を主張した。

レジェンドのデービッド・クルサード氏とともにポッドキャスト番組「フォーミュラ・フォー・サクセス」に出演したジョーダン氏は「ちょっとした計画を思いついたよ。私はスプリントレースが嫌いなんだ。あれはひどいレースだと思うね。即刻禁止するべきだ」と大胆な持論を展開した。

一方で、スプリントの廃止が現実的ではないことも理解しており〝代替案〟も披露した。

「もしスプリントレースを維持するなら、グランプリ完走経験が10回未満の若いドライバーのためのレースにしてほしい。若いドライバーたちに自分たちと競争する機会を与えて、われわれファンが将来何が起こるのか、どんな可能性があるのかを実際に見てみるんだ。選手たちにチャンスを与えることができるかもしれない」と仰天プランを猛プッシュ。F1候補生たちによる登竜門の舞台に変更し、ファンだけでなくチーム側も若手を見定める絶好の場になると力説した。

「カート、F4、F2000など何であれ、毎週末レースに参加している選手たちには、少なくともチャンスとなり、自分たちがF1ドライバーになれるチャンスがあるという希望を与えてほしい」とプッシュした。

ジョーダン氏の提案はF1界に一石を投じることになるのか。

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