橋下徹氏 つばさの党について言及「ギリギリの所を狙っているのは間違いない」

橋下徹氏

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が22日、関西テレビ制作の情報番組「旬感LIVEとれたてっ!」に出演。自身の事務所前に来たこともあるつばさの党について言及した。

橋下氏は「『ワイドナショー』で取り上げた翌日、僕は『めざまし8』で摘発すべきだと言いましたら、ウチの事務所にすぐ来て、街頭演説やってました」とし、番組では先月30日に同党が橋下氏の事務所前で演説する様子を見せた。それを見ながら橋下氏は「うちの事務所は慣れてるんで。いろんな人が僕に対していろんな批判の声を出しますから、ちゃんと道路使用許可を取ってるかって警察の方が確認したら、取ってなかったので立ち去っていきました。周りがみんな通報してくれるんですよ。うちの事務員も慣れているので」と語った。

同党より過激な人間もいたという。「前は事務所の中に入ってきて包丁ちらつかせたってのもあったんですよ。それはもう、すぐに(警察が)逮捕してくれました」と振り返った。

先月30日に同党が来た際の体制について橋下氏は「(建物の)中に入った瞬間に建造物侵入で摘発って体制を取ってたんですが、そこは分かってて中には入ってこない。だからギリギリの所を狙っているのは間違いない」と指摘した。

大阪府知事・市長時代の出来事として、「大阪府庁の周りとか市役所の周りをみんなが取り囲んで『橋下辞めろ』とものすごい批判を受けましたよ。でもこれも地声である限りは、もうしょうがない。札幌地裁でも地声のヤジは認められてる」とし、拡声器を使った街頭演説にはルールが必要だと持論を呈した。

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