豊かな自然の中で育つ「八甲田牛」放牧始まる ストレスのない環境で日本短角種のブランド力向上へ

八甲田の豊かな自然を生かしてストレスのない環境で牛を育てます。青森市の牧場で、牛の放牧が始まりました。

八甲田放牧地第二牧場に運ばれてきたのは、市内2つの畜産農家が所有する、16頭の母牛と15頭の子牛です。

【稲葉千秋アナウンサー】
「今、牛たちが一斉に放牧されました。待っていましたと言わんばかりに、勢いよく緑の大地に駆け上がっていきます」

およそ167ヘクタールの牧場に放たれたのは、日本短角種の「八甲田牛」。

八甲田の雄大な自然環境を生かし、畜産農家の労働力を減らすことなどを目的に、毎年この時期に放牧しています。

牧草をよく食べよく走ることで、足腰や内臓が鍛えられ、脂肪の少ない筋肉質な体になるということです。

【青森市農林水産部農業振興センター 櫻田新司所長】
「きれいな水、きれいな空気、豊富な牧草ということで、ストレスがない環境で牛が育つものだと思っております」
「今後、八甲田牛ブランドの向上に努めてまいりたいと考えております」

2024年度は、市内3つの牧場で合わせて121頭が、10月16日まで放牧される予定です。

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