拉致被害者 家族の帰国から20年 進展なき現状に花角知事『最大限の努力を』政府へ訴え【新潟】

横田早紀江さん

北朝鮮による拉致被害者の家族5人が帰国してから、5月22日で20年となりました。この間の進展はなく、花角知事は会見で政府に対し、「最大限の努力をお願いしたい」と訴えました。

2004年5月22日、当時の小泉総理が2回目の訪朝を果たし、拉致被害者の家族5人が帰国しました。しかし、日朝首脳会談は、その後開催されず、拉致問題は未解決のまま。花角知事は会見で、次のよう述べました。
■花角英世知事
「結果が出ないということは残念な状態だと思っている。引き続き最大限の努力をお願いしたい。」

岸田政権は、拉致問題を最重要課題と位置づけています。
■岸田文雄総理
「首脳会談を実現するべく、私直轄のハイレベルで協議を進めていきたい。」

しかし、首脳会談の目途は立たないままです。
■横田早紀江さん
「そこで元気にいる皆さんを全部、親の元にお返し下さい。」

拉致被害者家族も高齢となり、時間だけが過ぎています。

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