プロジェクター、売却検討 パナHD、数百億円規模で

 パナソニックホールディングス(HD)が、業務用大型プロジェクター事業の売却を検討していることが22日、分かった。売却額は数百億円規模とみられる。売却によって得た資金を成長分野への投資に集中させる狙いがあるもようだ。

 業務用の大型プロジェクターは、HD傘下のパナソニックコネクトの事業。業務用の高級なプロジェクター分野では世界的に高いシェアを持つ。2021年に開催された東京五輪・パラリンピックの会場でも使用された。

 24年3月期の業務用プロジェクターなどの売上高は734億円だった。パナソニックHDは、課題がある事業を洗い出す作業を進めている。

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