狭いクローゼットでもスッキリ! 「布団収納」プロが使うアイテム&収納実例

整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきさんが、家の中の “片付け”に関する悩みを“安く・簡単”に解決するコツを紹介します!

目次

・【テーマ】布団をロール収納
・【ロールアンドスタック】巾着型収納袋
・【毛布収納実例】Before&After
・【羽毛布団収納実例】Before&After
・【まとめ】大型品は巻いて収納が正解

【テーマ】韓国発の人気アイテムでかさばる布団をロール収納

売っている商品も「ロール型」が今どき!(C)maki_organize

今回のテーマは「布団のロール収納」。巻いて小さくすることで、従来のファスナー付きケースを使うよりもコンパクトになるのはもちろん、「出し入れ」も簡単に! クローゼット上段などの狭いスペースにも入るので、収納力が足りない家にもおすすめです。

次からは韓国発「ロールアンドスタック」の収納袋と使い方の実例をご紹介していきます。

【ロールアンドスタック巾着型収納袋】布団のロール収納がおしゃれに!

XLサイズ(2枚入り)W43×H45cmの円筒型(C)maki_organize

布団のロール収納に最適な「ロールアンドスタック」の巾着型収納袋です。写真のサイズはXL(65L)。2枚入りで2,890円(税込/amazon価格)で購入することができます。

通気性が良く、摩擦の少ないポリエステル素材が特徴。写真のグレーを含め、8色から選べる点も魅力的です。

【ロールアンドスタック巾着型収納袋】サイズはS~XLの4種類!

積み上げても、出しやすく崩れにくい◎(C)maki_organize

XLサイズのほかにも、S(1,580円)、M(1,890円)、L(2,450円)と4種類のサイズが揃います。

次からは「ファスナー付き布団収納ケース」と比較して収納実例を紹介していきますので、「毛布や布団が収納空間を奪っている」「収納力を増やしたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

【Before】モコモコの生地でかさばる毛布

毛布のサイズ:167×233cm(C)maki_organize

コストコで買ったPENDLETON(ペンドルトン)のブランケット。ビッグサイズでモコモコしているので、かさばってスペースをとってしまいます。こういった生地のパジャマやソックスをたくさん持っているお宅も多いですね。

【After】四角いのでかさばる「ファスナー付き布団収納ケース」

IKEAのサイズ(W62×D53×19cm)(C)maki_organize

イケア「BRUKSVARA(ブルクスヴァーラ)」499円(税込)の「ファスナー付き布団収納ケース」に入れた場合です。スペースに余裕がありますが、四角いのでかさばります。

【After】「ロールアンドスタック巾着型収納袋」がベスト!

XLサイズ(W43×H45cm)(C)maki_organize

「ロールアンドスタック」の巾着型収納袋XLサイズに収納した場合です。毛布をたたんで巻いて、入れてから紐で絞るだけ! 生地がやわらかいので、収納空間に合わせて変形自在なのもメリットです。

【比較】使わない時もかさばらない「ロールアンドスタック巾着型収納袋」

ビニール素材は使い込むほどかさばりがち(C)maki_organize

「ファスナー付き布団収納ケース(ビニール)」と「ロールアンドスタック巾着型収納袋(ポリエステル)」を空っぽの状態で比較してみました。

ポリエステル素材を使用している、ロールアンドスタックのほうがスッキリしているとわかりますね。使わないときもかさばらずに保管できます。

次からは、クローゼット上段の小さなスペースを例に比較していきます。

【Before】「ファスナー付き布団収納ケース」に入った羽毛布団

収納ケースとしては、優秀デザインですが……(C)maki_organize

ダブルサイズの羽毛布団が入った「ファスナー付き布団収納ケース」です。ほとんどの家が、購入店の「付属品ケース」を使っています。メーカー側のふんわり収納して欲しい気持ちが、小さな家には大きすぎます。

都心は押し入れがない家のほうが多い(C)maki_organize

こちらをクローゼット上段の狭い空間(W26×D40×H60cm)に収納したいのですが、付属品の「ファスナー付き布団収納ケース」を入れようとしても、クローゼットの角に当たって入りませんでした。四隅に芯が入っており、かたくて頑丈なので上に持ち上げるのも大変です。

女性ひとりの力では「上げ下げ」もしんどい(C)maki_organize

【チャレンジ】イケアの「ファスナー付き布団収納ケース」ははみ出る!

ビニール製は埃の吸着が目立ちやすい欠点あり(C)maki_organize

次にイケア「BRUKSVARA(ブルクスヴァーラ)」の「ファスナー付き布団収納ケース」も試してみました。クローゼット上段に入れることはできましたが、はみ出していて不安定です。

【After】「ロールアンドスタック巾着型収納袋」でスッキリ収まった!

アウトドアシーンにも持ち運び可能!(C)maki_organize

「ファスナー付き布団収納ケース」から、ダブルサイズの羽毛布団を取り出し、「ロールアンドスタック巾着型収納袋」XLサイズに入れ替えてみました。ケース収納よりコンパクトになったことが、ひと目でわかりますね。

出し入れしやすいデザインだから「ヨコ入れ」もOK!(C)maki_organize

クローゼット上段に「ダブルサイズの羽毛布団」がスッキリ収納できました! 巾着袋の生地が薄くやわらかいので、空間に合わせてコンパクトに収まった感じです。ふんわり感もほど良くキープできる点も◎です。

【まとめ】布団などの「大型品」は巻いてコンパクトに収納するのが正解!

積み上げても取り出しやすいデザイン!(C)maki_organize

今持っている収納グッズを買い換えるのは抵抗感があるかもしれませんが、「収納スペースが足りない家」こそ思い切って変更してみるのがおすすめ。モノがコンパクトになることで、「収納力を増やす」ことができます。

ちなみに今回は、韓国製の「ロールアンドスタック」を紹介しましたが、中国製の「シーイン」にもソックリ品(386円 品番:sg2308123020050960)の取り扱いがあります。

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