マカオ開催「G2Eアジア」と「アジアンIRエキスポ」の基調講演者ラインナップが決定

「G2Eアジア」カンファレンス会場のイメージ(写真:Reed Exhibitions)

 国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月22日、今年(2024年)6月4日から6日までの3日間にわたってコタイ地区にある統合型リゾート(IR)、ザ・ヴェネチアン・マカオ併設のコタイエキスポホールで主催する国際カジノIR展示会「G2Eアジア(G2E Asia)2024」と「アジアンIRエキスポ(Asian IR Expo)2024」の基調講演者が決定したと発表。

 G2Eアジアは今年で15回目、アジアンIRエキスポは前年に続いて2回目の開催となる。

 同社によれば、3日間を通じて下記のような著名な基調講演者をラインナップしているとのこと。

・初日:ビル・ミラー氏(米国ゲーミング協会会長兼CEO)及びマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス氏(マカオ政府観光局局長)
・2日目:梁惠敏氏(マカオ政府文化局局長)
・3日目:アレハンドロ・H・テンコ氏(PAGCOR会長兼CEO)

 その他の講演及びパネルディスカッションのテーマ及び後援者については、イベント公式ウェブサイトで確認することができる。

 両展示会のエキジビションホールの出展者数は100以上、ホール内に2つの専門ゾーンを設け、また3日間にわたり各種カンファレンスプログラムやネットワーキングイベントなどをプログラムしており、80の国と地域から8千人以上の来場者を見込んでいるとした。

「G2Eアジア」・「アジアンIRエキスポ」会場エントランスのイメージ(写真:Reed Exhibitions)

 エキジビション会場には、スロットマシン、テーブルゲーム、電子ゲーミングマシンの主要ブランドが一堂に会するほか、最新の業界トレンドを反映するテクノロジー、スポーツ、エンターテインメントに特化したブースも設けられるという。ホール内に設ける2つの専門ゾーンについては、テクノロジーゾーンとスポーツ・エンターテインメントゾーンで、前者ではホスピタリティ、CRM、IDマネジメント、セキュリティーなどをカバーするほか、テック・トーク・フォーラムを2日間開催し、あらゆる規模の組織の多様なニーズに対応する革新的なソリューションを提供、後者にはインフルエンサー・セレブリティのエージェント、イベント・エンターテインメント企業、スポーツコンサルティング企業、スポーツマーケティング企業などが出展予定とのこと。

 G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展やこれまでに日本版IRをテーマにした講演やパネルディスカッションを誘致するなど、日本の存在感が大きい。今回も日本関連の出展者が複数ラインナップし、日本の有識者のパネルディスカッション登壇も予定されている。

 マカオは世界最大規模のカジノ売上を誇る都市であると同時に、G2Eアジアをはじめとする専門性の高いエキジビションを通じて業界の最新トレンドや人材が集うハブとしても存在感を示している。

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