鳩山元首相、中国大使の「日本の民衆が火の中に」発言に見解「言葉に違和感ある」も「日本は加担しない」

鳩山由紀夫元首相が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本が台湾独立や中国分裂に加担すれば『日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる』と発言した中国の駐日大使に対し、「強すぎる言葉への違和感」を示しつつも、「日本が加担するはずがない」との見解をつづった。

中国の呉江浩駐日大使が20日に都内の中国大使館で開催された座談会で、日本の超党派議員団による台湾総統就任式への出席を「台湾独立勢力を公然と後押しした。断固反対する」と非難した上で「日本の民衆が火の中に…」と発言。その内容が報じられて物議を醸していた。鳩山氏も座談会に招待されて出席していた。

鳩山氏は「温厚な呉大使が『日本が中国分裂を企てる戦車に縛られたら、日本の民衆が火の中に連れ込まれる』と発言した時、強すぎる言葉に違和感を感じたことは事実である。」と説明した上で、「しかしそれは日本が中国分裂、台湾独立戦争に協力したらの話である。一つの中国を理解し尊重する日本が中国分裂の戦争に加担する筈はない。」と投稿。大使の発言はあくまで仮定の話であって、現実には起こりえないという考えを示した。

鳩山氏の投稿に対し、フォロワーからは「温厚な人は他国を火の海にしたりしない」「違和感があったのだったら…同意しなきゃ良かったのではないですか?」といった意見が続いた。

呉氏の発言に対し、日本政府は外交ルートを通じて「極めて不適切だ」と厳重抗議した。

(よろず~ニュース編集部)

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