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ノア22日の後楽園ホール大会で、新日本プロレスの内藤哲也(41)がジェイク・リー(35)とのシングル戦へ弾みをつけた。
内藤は今年4月に新日本マットでジェイクに襲撃を受け遺恨が勃発。「ALL TOGETHER(AT)」(6月15日、北海道立総合体育センター)で初シングルが実現する。この日の大会では「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の盟友・鷹木信悟と組みジェイク&タダスケと激突した。
開始早々のコンタクトこそスカした内藤だったが、時間の経過とともに攻防はヒートアップした。ジェイクのFBSを阻止すると、ネックブリーカーから低空ドロップキックを発射。変型ネックロックから首筋にバックエルボーを叩き込む。エスペランサこそ阻止されたものの、スイングDDTをさく裂させ徹底的な首攻めを展開した。
さらに終盤にはコリエンド式デスティーノでジェイクをグロッギー状態に追い込む。完全に孤立したタダスケを鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンで沈め、LIJに凱歌が上がった。
試合後のリング上で動けないジェイクにツバを吐きかけながら鷹木とグータッチをかわした制御不能男には、敵地の客席から大ブーイングが…。それをあざ笑うかのように不敵な態度で退場した内藤は「新日本プロレス参戦後のジェイク・リー選手の東京スポーツの記事をたまたま目にしたけど…。〝たまたま〟目にしただけで、俺と同じようにあまりジェイク・リー選手の思いを知らない人、多いんじゃないの?」とジェイクの発信機会の少なさを指摘。「自分の思いをより多くの方に伝えるためには、いろいろな場所で、そして何度も口にする必要があるわけで…。今からでも遅くないよ。いろいろな場所で、そして何度も口に自分の思いを口にするべきだよ。じゃなきゃATでのシングルマッチ、ただのジェイク・リーのチャレンジマッチになっちまうぜ? カブロン!」と挑発していた。