Intelligent EnergyとH2C、燃料電池搭載の貨物小包配送ドローンをイタリアに初導入

先日、ヴェネツィアで開催されたSpace Meetings Veneto会議の一環として、ヴェネト州、ENAC(Ecole Nationale de l'Aviation Civile)、SAVE S.p.A.の間で、先進的な航空モビリティを推進するための協力協定が締結された。

この協定の目的は、ドローンで貨物や人を運ぶための新しいサービス、技術、ソリューションを生み出し、強化するためのあらゆる活動やニーズをプロジェクト化し、実現することである。

調印式の最後には、SAVE S.p.Aとエネルギーインフラ分野で活躍する企業H2Cが、スペース・ミーティング・ポートの場所から録画した、IE-SOAR燃料電池ドローンによるヴェネチア旅客ターミナルからメストレ病院までの医療用荷物の輸送をシミュレートしたビデオを披露した。これは、民間航空局ENACによって認可されたイタリア初の水素ドローンによる飛行だという。

IE-SOARの製品ライン責任者であるAndy Kelly氏は、次のようにコメントする。

Intelligent Energyの戦略的パートナーであるH2CとRegione Venetoが、燃料電池技術の利点を地域内の貨物小包配送に活用し、ドローンがバッテリーに比べてより遠くまで飛行し、より大きな積載量を運ぶことを可能にしたことは素晴らしいことです。 Intelligent Energyは、今後数年間で、IE-SOAR燃料電池ドローンのフリートの成長をサポートし、ヴェネト州や他の地域に貢献できることを楽しみにしています。

H2CのグループCEOであるGuido Casellato氏は、次のようにコメントする。

H2Cは、Intelligent Energyの技術と革新性に非常に感銘を受けており、両社の技術を組み合わせることで、燃料電池を搭載した貨物宅配ドローンの提携が成功することを楽しみにしています。

▶︎Intelligent Energy

© 株式会社プロニュース