小泉今日子×小林聡美『団地のふたり』NHK BSにて9月1日より放送 脚本は吉田紀子が担当

小泉今日子と小林聡美が共演するドラマ『団地のふたり』が、9月1日よりNHK BSプレミアム4K、NHK BSにて放送されることが決定した。

本作は、藤野千夜による同名小説を、『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)シリーズや、現在放送中の『Destiny』(テレビ朝日系)を手掛けた吉田紀子が脚色した人間ドラマ。50代、独身、実家暮らしの団地で生まれた幼なじみのふたり。その穏やかな友情の日々が描かれていく。

主人公のノエチこと太田野枝を小泉、ノエチの親友・奈津子を小林が演じる。小泉、小林が出演した映画『マザーウォーター』の監督を務めた松本佳奈、『正直不動産』(NHK総合)シリーズなどの金澤友也が演出に参加している。

コメント
●小泉今日子(太田野枝役)
久しぶりの連続ドラマへの参加に、不安と興奮が入り混じった心持ちです。
小林聡美さんとはドラマ、映画、舞台と共演を重ねてきましたが、心から信頼できる俳優のひとり。
団地で育った幼馴染の50代というお題に私たちがどう答えるのかを楽しみにご覧いただければと思います。
団地で暮らす人々を通して、今の時代や社会が垣間見えるドラマになると思います。

●小林聡美(桜井奈津子役)
ノエチとなっちゃんは互いに人生最古の友人同士。着古して馴染みまくったジャージのような、いつの間にか布団にセットされている湯たんぽのような、とにかく「ほっ」として、しみじみとありがたい存在です。
それなりに紆余曲折があって今はそれぞれの実家の団地に住む、かなり大人なふたりですが、地域では若手だからか、いつまでも「ノエチ」と「なっちゃん」のまま。そんなふたりの暮らしを楽しんでいただけたら嬉しいです。

●藤野千夜(原作者)
『団地のふたり』のなっちゃんとノエチは、幼なじみで、よく一緒にテレビを見ています。きっと自分たちのドラマも、毎週楽しみにするでしょう。
五十代にして、だいたいふざけているふたりですから、「あ! なっちゃんの部屋、おしゃれになってる! ここも早く片づけなきゃ」とか、「ぬか漬け、私もはじめようかな」とか、ドラマの細部にこだわりつつ、わくわく視聴するはずです。
生まれ育った団地に出戻って、平和に暮らすふたりの話です。
出来事の少ない原作を丁寧に生かしていただき、とても嬉しく思っています。
さらにふたりにぴったりな、新たな物語が生まれることを、視聴者のひとりとしても(今から)テレビの前で心待ちにしております。
皆様も、ぜひお楽しみください!

●吉田紀子(脚本家)
もうすでに、書いている私自身が、ノエチとなっちゃんの友情にメロメロです。
人と比べることなく、ひがみも焦りもせず、でも、温かく楽しくマイペースに生きているふたり。
藤野千夜さんの原作の素敵な空気感を、損なうことなく、描けたらと思っています。

●八木康夫(制作統括)
昨年、そのタイトルと装丁のイラストに魅かれ、 本屋さんで今回のドラマの原作本を手にしました。 冒頭の数ページを読み、主人公二人のイメージに、すぐさま小泉今日子さん、小林聡美さんの姿が浮かびました。
団地の保育園からの幼なじみの二人。それぞれが、進学、就職、恋愛、結婚など、様々な人生経験を経て、生まれ育った団地で再会します。そんな彼女たちが今実感する「ほんとうのしあわせ」とは。
日曜日の夜のひととき、ほっこりとした気分で、楽しんでいただけたらうれしいです。

●松本佳奈(演出)
初めて撮った映画の主演が小泉さんと小林さんでした。時を経て、またおふたりとご一緒できることの喜びを噛み締めています。
人生の甘さもしょっぱさも知っている50代・幼馴染のオフビートな団地暮らし。このふたりで面白くならないわけない!ということで、監督としては多少のプレッシャーも感じます。
原作から感じる、生活の中の可笑しみや、ふとよぎる寂しさ、心の機微を大切に、これからの撮影を楽しみながらやっていきたいと思います。

(文=リアルサウンド編集部)

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