レアル・マドリードのカルバハル、クロース引退について言及 「引退を検討している事は事前に……」

写真:ナチョ、クロースらと共にチームキャプテンを務めるカルバハル ©Getty Images

レアル・マドリードは21日、同クラブ所属のドイツ代表MFトニ・クロースがUEFA EURO 2024終了後に現役を引退すると、クラブ公式サイトを通じて発表した。

スペイン『Marca』電子版によれば、チームメートはクロースが引退を検討していることは把握していたという。しかし、正式発表を事前に知らされていたのはフロレンティーノ・ペレス会長、カルロ・アンチェロッティ監督のみで、引退発表はロッカールームに少なからずの衝撃を与えたと伝えている。

今季、チームキャプテンの1人に任命されているスペイン代表DFダニ・カルバハルは、現地時間21日、自身が展開するビジネス『Blossom Home Desing』の展示会にてインタビューを受けると、引退を表明したクロースについて言及している。

「皆がクロースのクオリティ、我々にもたらしてくれた功績について理解している。彼のレアル・マドリードでのプレーが残り2試合だけなんて、とても悲しいよ」

「彼の決定を尊重するよ。最終的に彼がいつ、どこで、どのように終えるかを決める訳だし、自分たちはそれを応援するだけだよ。彼は若くしてマドリードに来た。彼がここで成し遂げた10年間を再現できる選手はそういないよ」

「昨日の段階で、彼が現役続行をしないという事はなんとなく分かっていた。ただ、今日正式発表される事は知らなかった。彼をサポートし、敬意を払い、彼に相応しい盛大なパーティーを開くよ」

「自分たちは彼が現役続行するように説得していたが、難しかった。彼のメンタリティ、揺るがない意思の強さを知ってるからね。彼が望む事であれば、自分たちはそれを喜んでサポートし、リスペクトするよ」

カルバハルは、クロースが現役続行するよう努めていたというが、最終的にはクロース本人の「選手として最高のシーズン、コンディション時に引退する」という意思を尊重したようだ。

なお、レアル・マドリードは今季ホーム最終戦となるレアル・ベティス戦にて、クロースのクラブでの功績を讃えるセレモニーを開催する予定になっている。

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