巨人・坂本勇人内野手(35)が22日の中日戦(東京ドーム)に「2番・三塁」で先発出場し、通算450二塁打を達成。選手、観客とドーム全体が本拠地での偉業達成を祝福した。
今季2度目の2番で打席に立ち、まずは初回に相手先発・小笠原から中前打。3回無死一塁で迎えた2打席目では2球目に投じられた低めのスライダーを捉え、打球を左翼線へ。この一打が敵将・立浪和義(中日)以来史上2人目となるメモリアル二塁打となった。この日は終わってみれば、4打数4安打と大暴れ。節目の試合で好調ぶりを発揮した。
試合後の坂本は「光栄なことですけど、そこにはあんまり感情的なことはないです」と淡々としながらも「チームにとって二塁打っていうのはすごく大きいことなので、450という数字までいけたってことはチームに貢献できているのかなと思います」と手ごたえも口にした。
二塁打は今季5本目。福本豊(阪急)を抜き去り、これで単独2位に浮上した。くしくも史上最多記録は、この日対戦した竜指揮官・立浪監督の487本。だがGの背番号6は「なかなかね、難しいことかなと思います。まだ結構先のことなんで、追いつけるようにそこは今までと変わらずにやっていきたいと思います」と自分に言い聞かせるように冷静沈着に述べ、次なる目標に照準を定めた。