ポーランド代表監督、得点数減のレヴァンドフスキを“擁護”しバルサを“批判” 「バルサは壊滅的なチーム状態」「選手の助けになっていない」

写真:今季バルサで25ゴールを決めているレヴァンドフスキ ©Getty Images

バルセロナに所属するFWロベルト・レヴァンドフスキは、2022年夏にバルセロナに加入すると、初年度からリーグ得点王に輝き、リーグタイトル獲得に大きく貢献した。

2年目となる今シーズンも、チーム最多の公式戦25ゴールを記録するなど、チームの攻撃を牽引している。しかし、リーグ最終戦のセビージャ戦で無得点となれば、2014ー15シーズンの最少得点に並ぶことになる(直近10シーズン)。

ポーランド代表のミハウ・プロビエシュ監督は、レヴァンドフスキのゴール数低下の原因が選手本人ではなく、クラブにあると考えているようだ。スペイン『Mundo Deportivo』電子版は、同氏のコメントを紹介している。

「ロベルトは今季、チームの最多得点者であり、チームの十分なサポートが得られなかったと言えるだろう。彼は素晴らしいポジショニングでシュート機会をうかがうが、パスは彼の元には決して来ない」

「バルサは壊滅的なチーム状態であった。ロベルトはチームの士気をあげようと取り組んでいたが、タイトルレースから脱落した瞬間があり、チームの士気は下がった」

プロビエシュ監督は、バルサのチーム状態悪化がレヴァンドフスキの得点数減少に繋がっていると、クラブを批判し、同胞のエースは状況改善に取り組んでいたとコメントしている。

なお、同紙は今季のバルサでの成績とプロビエシュ政権下でのレヴァンドフスキの成績を比較しており、バルサで113分あたり1ゴールを記録しているのに対し、代表チームでは180分で1ゴールと大きく差があると伝えている。

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