韓国市場で急成長の中国eコマース、発がん性物質騒動で売り上げ急減=韓国ネット「安物買いの銭失い」

20日、韓国・朝鮮ビズは「中国のオンラインショッピングプラットフォーム『アリエクスプレス』と『テム』の売り上げが先月、発がん性物質騒動などの影響で40%以上減少した」と伝えた。資料写真。

2024年5月20日、韓国・朝鮮ビズは「韓国市場で急成長していた中国のオンラインショッピングプラットフォーム『アリエクスプレス(AliExpress)』と『テム(Temu)』の売り上げが先月、発がん性物質騒動などの影響で40%以上減少した」と伝えた。

韓国クレジットカード大手のBCカードによると、中国eコマースの今年4月の決済を分析した結果、売上高が前月比40.2%減少した。

売上高の減少は特に低価格の決済金額帯で目立ち、5000ウォン(約573円)未満の決済額は前月比55%減少した。5000ウォン以上1万ウォン未満が前月比42%、1万ウォン以上3万ウォン未満は35%の減少だったという。

記事はCコマースの売り上げ減少について「先月にアリエクスプレスやテムで購入した製品から発がん性物質が検出されたとのニュースが相次いだ影響」と分析している。

仁川本部税関は先月7日、アリエクスプレスとテムで販売されているアクセサリーの成分を分析した結果、404点のうち96点(24%)から基準値を超える発がん性物質が検出されたと明かした。翌日にはソウル市も、アリエクスプレスの人気子ども用品と生活用品31点を調査した結果、8点から基準値を大幅に上回る有害物質が検出されたと発表していた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「値段だけを重視して中国産を買ってはならない」「安物買いの銭失い」「オンラインショッピングは気をつけないと」「安全基準が必要」「政府は規制ではなく教育をするべき。認証マークの有無をよく確認するようにと」「3月に大々的な割引イベントがあった影響では?」「韓国内のソーシャルコマースが全滅しつつあるから『発がん性物質が検出された』と騒ぎ出したのか?どうも疑わしい」などさまざまな声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

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