県南50代男性、投資詐欺340万円被害 SNS通し偽の購入代行話

 白河署は22日、県南地方に住む50代男性が交流サイト(SNS)を通した投資話で約340万円をだまし取られたと発表した。同署は詐欺事件とみて調べている。

 同署によると、男性は今月上旬ごろ、マッチングアプリで知り合った女性とみられる人物から恋愛感情を抱かせるようなメッセージを受け、相手から別のSNSへの登録を求められた。SNSでは相手から偽の購入代行のもうけ話を持ちかけられた。男性は話を信じ、副業として偽の通信販売サイトを登録。今月上旬から下旬にわたって指定された多数の個人名義口座などに、高額商品の買い取り代金の名目で10回近くに分けて現金計約340万円を送金した。

 当初は商品を買い取りした後、代金に上乗せされた現金が男性の口座に振り込まれていた。しかし徐々に振り込まれなくなり、不審に思った男性が白河署に相談し、被害が発覚した。

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