赤楚衛二、主演『Re:リベンジ』“錦戸亮に食われ&視聴率大コケ”は仕事選択ミスか 嫌われまくる主人公

赤楚衛二、錦戸亮(C)ピンズバNEWS

5月23日、赤楚衛二(30)主演の木曜劇場『Re:リベンジー欲望の果てにー』(フジテレビ系/夜10時~)の第7話が放送されるが、大人気俳優である赤楚の回りに不穏な空気が流れているようだ――。

『Re:リベンジ』は日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」を舞台に繰り広げられる、権力争いを描く物語。

【※以下、『Re:リベンジ』第7話予告までのネタバレを含みます】

元理事長の息子・天堂海斗(赤楚)は親との確執から医師にならずに週刊誌記者として働いていたが、とある事件がきっかけで権力争いに参戦。ついに理事長に就任したが、第6話で手術を強行した心臓病の少女・朝比奈美咲(白山乃愛/11)の容態が悪化。海斗が美咲の手術成功と、それに関連した『心臓血管外科プロジェクト』の始動を記者会見で発表する日に、美咲が意識不明になってしまう――と、第7話予告で示されている。

「本作の大きな見どころは、赤楚さん演じる海斗と、錦戸亮さん(39)演じる心臓血管外科医・大友郁弥のバチバチの権力争い。キレ者でしたたかな大友に何度も先手を打たれるも、主人公が“リベンジ”していく。大枠はそんな展開ではあるのですが、主人公の海斗があまりにも未熟すぎること、視聴者目線で大友は医者としては何も間違った行動はしていないことから、シナリオの評判が良くないんですよね……」(テレビ誌編集者)

海斗の父・智信(光石研/62)は、医療ミスではなかったが、大友の母親を持病の手術中に死なせてしまっている。大友が海斗の恋人・朝比奈陽月(芳根京子/27)を略奪愛した事実もあり、大友は天堂家に恨みを持ち、病院に潜り込んでいるのではないか――そう考えている海斗は、大友を強く敵視している。

そこに第6話までの権力争いが積み重なった結果、海斗は少女・美咲の負担を考えて冷静な判断から手術に反対した大友をプロジェクトから外したり、大友がプロジェクトには自分が必要だと訴えても、「自分に嫉妬しているだけだ」と言って取り合わなかったりと、ますます関係が悪化。

主人公・海斗のどう見ても未熟な行動は視聴者からの評価が著しく低く、

《悪い事してないのにプロジェクトから外されて、血管外科医の能力も高いのに担当患者からも外されて、何を訴えても全部怪しいって明確な理由もないのに却下されて(略)海斗何?》
《天堂海斗、主人公なのにどんどん言動が悪役小物ムーブになってる…こっからどう巻き返すんだ…?》

といった厳しい声が、X(旧ツイッター)にも多く寄せられてしまっているのだ。

■嫌われまくる主人公&視聴率は大コケ 大逆転のカタルシス展開はあるか

また、『Re:リベンジ』では、錦戸演じる大友は敵役として魅力的なこと、その役を演じているのが演技力とあふれ出る色気を持つ錦戸であることも手伝い、

《いつも赤楚衛二よりも錦戸亮の存在感が大きくて錦戸亮の方が主人公に見える》
《本人が悪いんじゃないよ、リベンジ、主人公のキャラが子供っぽい設定すぎて、赤楚さんの演技が浮いて見える。常に怒ってて、全然深みを感じられない。錦戸さんの引き立て役みたいな感じだよ、、何なんだこの感じ、、》
《錦戸と一緒だと赤楚の演技のアラが目立つ(泣)てかベテランの役者多すぎて赤楚と芳根京子浮いてるよ》

といった、主役の赤楚が錦戸の存在感に食われている、という指摘する声も多い。

「『Re:リベンジ』の主人公・海斗は、視聴者からとにかく嫌われてしまっていますね……。演じる赤楚さんは、昨夏放送の『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系/23年7月期)で民放GP帯連ドラの初主演を飾り、『Re:リベンジ』が2作目です。

『向井くん』は、赤楚さんの演技や内容面も評価されていたのですが視聴率はイマイチ。世帯平均視聴率5.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、現在、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率も低調でした。

それだけに『Re:リベンジ』は失敗できない勝負の主演ドラマでしたが、本作も相当厳しいことになっています。現状までで評価するならば、2度目のGP帯主演作に『Re:リベンジ』を選んだのは、もしかしたら判断ミスだったかもしれませんね……」(前出の制作会社関係者)

『Re:リベンジ』のコア視聴率は初回(4月11日)こそ2.4%だったが、第2話(18日)で1.5%に急落。その後も視聴者は戻ることはなく、第6話(5月16日)も1.5%という大コケ状態になっている。

「本作はタイトルに“Re:”とあること、主人公の海斗の未熟ぶりや錦戸さん演じる大友の過去、そして病院の絶対権力者で会長の天堂皇一郎(笹野高史/75)の悪辣さから、“リベンジのリベンジ”――さらに大きな波乱があるのでは、と考察する声もあります。

終盤戦で、海斗が視聴者からの信頼を一気に戻して、応援したくなるキャラクターになるカタルシス展開があるのかもしれませんが、5月23日の第7話のあらすじ的には、それはまだ期待できなさそうな感じです。

ここまで主人公が視聴者に嫌われる、というのはなかなかないことでしょうし、数字も深刻なので、赤楚さんの“主演俳優”としてのキャリアにも響くのでは、と心配する声もありますね」(前同)

《「野心」と「復讐心」が入り乱れ、「欲望」に食い尽くされた者たちの先に待つ未来》(公式サイトより)を描く『Re:リベンジ』。現時点の主人公・海斗は「欲望」に食い尽くされた男として、意図的に悪く描かれている可能性もあるが、果たして、ここからの大逆転はあるのだろうか――。

© 株式会社双葉社