卵の殻使って「かぶと」 野馬追盛り上げ、化粧品空き箱再利用

卵の殻で作ったかぶと

 南相馬市で化粧品販売代行店の店長を務める横山香代子さん(75)は、25日に開幕する相双地方伝統の「相馬野馬追」を盛り上げようと、卵の殻でかぶとを作った。

 横山さんは卵の殻を使った作品「エッグアート」を作り始めて約20年。ニワトリの卵に小さな穴を開けて中身を取り出した後、殻を分解し、貼り合わせてかぶとを完成させた。色はマニキュアなどで塗り、装飾の一部は化粧品の空き箱を再利用した。今後は販売も検討するという。

 卵の中身は卵焼きやオムレツに調理して味わったという横山さん。「卵を食べ、かぶとを見て癒やされ、心身ともに美しくなれれば」と笑顔を見せた。

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