中国ドラマ「繁花」と「与鳳行」が最大の貢献者、テンセントに経済効果もたらす

動画配信サービス・騰訊視頻(テンセントビデオ)が今年配信した中国ドラマ「繁花」と「与鳳行」が同社の第1四半期(1~3月)の営業収入を大きく引き上げた。

中国のインターネットサービス大手テンセント・ホールディングス(騰訊控股)は14日、今年第1四半期の決算を発表。売上高は前年同期比6%増の1595億元(約3兆4300億円)で、純利益は62%増の418億9000万元(約9030億円)だった。

財務報告によると、主力事業である騰訊視頻ではこの期間に有料会員が大幅に増加し、特に昨年12月から今年1月にかけて配信されたウォン・カーウァイ(王家衛)監督のドラマ「繁花」とアニメ作品「完美世界」シーズン4が会員数を押し上げ、前年同期比8%増の1億1600万人となった。

また、音楽部門の「TME(テンセントミュージック・エンタテインメント)」では主に、3月に配信されたチャオ・リーイン(趙麗穎)とケニー・リン(林更新)主演のファンタジー時代劇「与鳳行」のサウンドトラックが数字をけん引し、有料会員数は前年同期比20%増の1億1400万人となっている。(Mathilda)

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