10代の男子選手の体触り性的暴行 元バトン男性コーチを準強制性交などの疑いで再逮捕

京都府警本部

 バトントワリングの民間クラブチームで指導者が教え子の10代男子選手にわいせつな行為をしたとされる事件で、京都府警は23日、準強制性交と準強制わいせつの疑いで、元コーチの男(40)=住所不定、強制わいせつの罪で起訴=を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男は昨年3月、当時住んでいた京都市南区の自宅マンションで、同じクラブチームの選手だった当時高校3年の少年(19)の体を触ったり、性的暴行をしたりした疑いが持たれている。

 男は同2月26日、自宅で同じ少年の体を腕で押さえつけ、上半身や下半身を触ったなどとして、今月20日、京都地検に強制わいせつの罪で起訴された。

 府警などによると、男はバトントワリングの世界大会で優勝するなどの実績があり、所属するバトンチームで少年を指導する立場にあった。被害の発覚後、男は海外に出国。先月4月29日、関西国際空港に帰国したところを府警に逮捕された。

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