中野慎詞(花巻出身)、初の五輪へ 自転車男子トラック

中野慎詞

 日本自転車競技連盟は22日、パリ五輪のトラック種目代表を発表し、男子で花巻市石鳥谷町出身の中野慎詞(しんじ)(24)=日本競輪選手会、石鳥谷中-紫波総合高-早大=を選出した。中野は初の五輪代表となる。出場種目は今後発表される。

 岩手県関係選手の自転車競技の五輪出場は5人目。トラック種目では、1988年ソウル大会男子4000メートル団体追い抜きの佐々木一昭(早大)以来36年ぶりとなる。

 中野は2023年8月に英グラスゴーで行われた世界選手権の男子ケイリンで3位に入り、日本男子3年ぶりのメダルを獲得。今年2月の国際大会・ネーションズカップ男子ケイリンでも2位に入った。

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