バド西本選手「初の五輪で金メダルを」 日本代表内定で伊勢市長に意気込み 三重

【鈴木市長に代表内定を報告した西本選手(右)=伊勢市役所で】

 【伊勢】三重県伊勢市出身で、パリ五輪バドミントンの日本代表に内定した男子シングルスの西本拳太選手(29)=ジェイテクト=が22日、故郷の伊勢市役所で鈴木健一市長を表敬訪問し「初の五輪舞台、暴れまくってダークホースになりたい。金メダルしか狙っていない」と意気込みを語った。

 西本選手は、市内の明野小、小俣中学校を卒業。小学2年の時、地元のスポーツ少年団で競技を始めた。一昨年のジャパンオープンで国際大会初優勝。今年4月末時点の男子シングルス世界ランキングで日本人2位の11位となり、五輪初出場を手にした。

 鈴木市長に報告した西本選手は「東京五輪を逃してから約3年間、頑張ってきてよかった。どんな時でもたくさんの人に支えられ、地元でいい報告ができ、ほっとしている」と語った。小学4年の時、アテネ五輪を見て、五輪への夢を抱いたといい「夢が目標になり、現実になった。権利を得たことはスタートライン、しっかり準備し、いい結果を持ち帰りたい。子どもたちに、夢や希望を与えられるようなプレーがしたい」と力を込めた。

 西本選手は、地元のジュニア選手たちに向け、シャトル240個を贈った。市内のジュニアチームや中学校などに届けられる予定。庁舎には、西本選手の代表内定を祝う懸垂幕が掲げられた。

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